『Formula One 』、通称『F1』。

F1は車好きやその分野に興味があって詳しい人向けの娯楽なんじゃないかって印象が強いかもしれない。

俺もそう思ってた1人だし。

でも、見てみるとこれが案外そうでもなかったりする。

現に俺はいまだ車に関して特に興味もなきゃ、まったく詳しくもない、そんな俺でも十分楽しめてる。

だって、ルールは単純明快。

グルグル走って、早いものが勝者

もちろん深く掘り下げれば複雑なルールや制限はあるけど、それがまたきっと玄人も飽きさせないんだなと思う。



だけど気にならないなら、いちいち意識して覚える必要はない。

 "どの程度コースを外れるとペナルティ" だとか "いつどのタイミングで何回ピットインしなきゃダメ" だなんてつまらないこと、覚える気がないなら覚えなくても大丈夫。

だってペナルティを1番受けたくないのは、勝利を追い求めているチームやドライバーなんだから。

つまりみんなだいたい、お行儀よく平和にグルグル回ってる。

そもそもF1は他の競技と違って、スピードもマシンの脆さもケタ違いだから、危険な運転なんて滅多に見ない。

強いて言えば、特定のチームやドライバーを応援するようになるとスタート時の混雑が1番ヒヤヒヤかもしれない。

だってせっかくポップコーン準備してTVの前で待機してたのに "応援しているドライバーがスタート早々接触でリタイア" なんて、悲劇以外の何物でもない。

昔は特定の対象を応援してなかったから "負傷者が出ない限りは接触事故も良いスパイス" なんて思いながら気楽に見れたけど。

ひとたび思い入れのあるチームやドライバーができると一変、本人たちの事故はもちろん、他人の事故にも巻き込まれやしないかと、もう心配で心配で…マジで心が休まらない。

コースに落ちた小さな破片ですら "レースに支障をきたすんじゃないか" と気になって気になって…。

 


まぁそんなこんなで、いま俺にはお気に入りのチームとドライバーがいるんですよ。

それがチーム『サハラ・フォース・インディア』と所属する2名のドライバー。





フォース・インディア1人目は、カーナンバー11の『セルジオ・ペレス』。

メキシコ出身のドライバー。

当然のことながら母国での人気は相当なもので、毎回はためくメキシコ国旗に声援を送られているイメージがある。

そして彼、なんと俺の数日前に生まれているという同い年クン。

なので親しみを込めて、以後愛称の『チェコ』と呼ばせていただきます。

チームとかの公式SNSみてると『Checo』って呼び方のほうが多いし。

だけどTVじゃペレスとしか呼ばれてないイメージある。

チェコはニッコリ幼い笑顔が好印象なベビーフェイスなのに、走りは荒々しく押しが強いことでちょっと有名。

そんなスタイルも嫌いじゃないけど応援してる身としては、それこそ心配でならない。

走りが危険で本人の安全やペナルティが心配ってのはもちろんだけど、本人のあたりが強けりゃ周囲からの風当たりも強くなる、なんて心配もある。

でもそんな無謀な走りをするチェコの存在は、間違いなく毎回レースを面白くしているし、その点では他チームのファンにも愛されている、と俺は信じてる。




フォース・インディア2人目のドライバーは、カーナンバー27『ニコ・ヒュルケンベルグ』。

ドイツ出身。

つまりもちろんドイツ語圏の方だから、たぶん『Hülkenberg』は日本で表記される『ヒュルケンベル』じゃなく『ヒュルケンベル』が正解な気がする。

だけど長くヒュルケンベルグとされてきたし、ハリウッドスターとかもいろんな方々がハチャメチャなカタカナ表記されちゃってるんで、きっと今後もヒュルケンベルグのままなんでしょう。

彼の愛称は『ハルク』。

ファミリーネームの最初の4文字『Hülk』と、マーベルコミックの怪力を持つ『超人ハルク』からとったのではないかと。

なんで彼が超人ハルクかって?

それはニコ・ヒュルケンベルグの上背が184cmもあることが関係している気がしてる。

F1って重量少しでも削りたい競技だし、だいたいみんな170cm175cmが多い印象ある。

チームメイトのチェコと並ぶとチェコの童顔も相まって、まるで大人と子供。

一応182cmジェンソン・バトンマクラーレン・ホンダ所属)みたいに、ヒュルケンベルグに近い身長も、まったくいないわけではないみたいだけど。

そしてフォーミュラカーのドライバーは『G』と呼ばれる、ジェットコースターとかで感じる例のアレに常にさらされている。

それに耐えなくちゃならないから、みんな細身に見えるけど案外ガッチリ体型。

そんなこんなで『ハルク』なのかなって。

ってなわけで彼のことは畏怖の念を込めて、以後『ハルク』と呼びたいと思います。

こちらもチェコ同様、テレビではヒュルケンベルグ、SNSだとハルクって感じ。

ハルクはオフシーズンの写真がよく本人の公式SNSにアップされる。

テニスしてたり、プールサイドでのんびりしてたり。

ハルクたる肉体美も頻繁に披露してる、サービス精神旺盛な人

反面、チェコと比べると堅実な走りをする印象。

まぁ俺はレース全般フォース・インディアを中心にチェックしてるんで、比較対象がチェコしかいないせいもあるのかもしれませんが。




そんな感じで、サハラ・フォース・インディアは長くカーナンバー11のチェコと27のハルクって布陣。

何年もかけて育んだ、ピットクルーを始め整備スタッフ、両ドライバーのチームワークは今後も続くと信じてた…。

しかし2016年10月某日。

俺に衝撃が走った…。

なんと来シーズンより、ニコ・ヒュルケンベルグがルノーに移籍することが決定したと発表されてしまった!

ああ、ハルク! どうして去ってしまうのか!

ああ、ハルクフォース・インディアを去り、向かう先がなぜステップアップを目指せる他チームでなく、ルノーなのか!

なんだか冴えない恋敵に恋人を盗られた気分…。



ところで俺はどうすればいいんだ!?

ずっと、フォース・インディアチェコハルクを応援してきた、この俺は!?

フォース・インディアチェコの応援はもちろん継続したい。

とりあえず早くから契約を更新の意を表明して、フォース・インディアの対応に焦れてたチェコへの愛はより一層深まった。

そしてできればハルクだって応援したい。

だけどそれってフォース・インディア以外のチームを応援するワケじゃん?

ルノーかぁ…。

うーん、嫌いってワケじゃない。

嫌いじゃないけど…ルノーフォース・インディアじゃないからなぁ… (当たり前)

ああ、ハルク…どうして俺にこんな残酷な選択を迫るのか…。

こんなにルノー移籍に疑問を投げかけてたら、ルノーファンの方々が気を悪くしちゃうかな?

もしこれを見かけたルノーファンがいたなら、「ルノー最高だよ!」「こういうレース展開に魅力があるよ!」って勧誘してくれたら、たぶんハルクを追いかけてフォース・インディアと二股します。

ルノーへの移籍を疑問に思ってるのは、ルノーどうこうではなく、俺が単にルノーってチームをよく知らないならだと思います。

だからルノーへの好意的な評価、ウェルカムです、大歓迎です。

きっと、というより絶対ルノーもいいチーム。

ルノーファンの皆さん。

ニコ・ヒュルケンベルグの応援、よろしくお願いします。