Jay's Note
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美術館に行って、大作は小さな努力の積み重ねであることを学びました

風景画の企画展(風景読本~絵の旅・東北~)を見に、美術館に行ってきました。名のある大家の作品がなさそうだったのであまり期待せずに行ったのですが、なかなか印象的な作品にいくつも出会いました。

なかでも小泉淳作の作品2点には心揺さぶられました。

いずれも墨彩で、縦1メートル以上、横は2メートル以上の大作で、山を描いたものです。

離れて見ると、心にずしん、と音が響くような、うねりのような力強さに心打たれ、感動します。

そして近くによって見ると、山稜の線一本一本が、また遠くの山の木、近くの木の枝、その一つ一つが墨の濃淡により細かく描きこまれているのにまた驚きます。

こういう細かい描きこみを重ねることによって、大作を作り上げるのには、どれだけの根気と集中力がいるのでしょう?素人にとっては想像するだけで気が遠くなりそうです。

絵は描きませんが、私も自分の仕事において、この大作の絵のような、大きなものを成し遂げたいと願っています。

先日読んだ仏教書に、「愚かなものは努め励むことを知らないで、ただ良い結果だけを求める」とありました。

最近私たちは、結果を性急に求めるあまり必要な努力を忘れがちではないか、と思うことがあります。

大作をなすにはやはり、勤め励む、こつこつと細部を描きこむ仕事が、必要なのですね。

『仏教聖典』は最高のビジネス書です

『仏教聖典』(仏教伝道教会)を読みました。

昔、高校時代にトクマブックスから出ていた、尾関宗園師の「大死一番」や「平常心」に感銘を受けたりなどしていましたので、仏教には少なからず興味がありました。

先日高速バスに乗る機会があり、片道3時間の道のり、以前から読みたかった『仏教聖典』にチャレンジ、ちょうど出発から到着までで、読破しました。

すべてのものはみな縁によって成り立っている。

身も、心も、縁によって成り立っている。現在の地位も、お金のあるなしも、すべて縁によってそうなっているに過ぎない。

固定したものではなく、実体がない。常に変わるものであるから、執着すべきものではない。

また何一つ、「我がもの」ではない。ものは一時自分のところに来た預かりものだから、粗末にしてはならない。

人は周囲の環境が心地良いものであると親切で謙遜で静かでいられるが、ひとたび環境が意に添わないと、心乱され面白くなくなってしまう。

環境が意に添わなくても。心静かにしていられなくては本当ではない。

五官の戸口を守れ

目によって色・形を見、

耳によって声を聞き、

鼻によって香りをかぎ、

舌によって味を味わい、

体によって物に触れるとき、

そのよい姿に心を奪われず、

またよくない姿に心をいらだたせず、

よく五官の戸口を守れ。

(町で美人に見とれて目を離せなくなったり、駅でホームレスの匂いにいらだったり、いけない、私は未熟者…。)

人はののしられると、言い返したり、仕返ししたくなるものである。

ひとはこの反作用に用心しなくてはならない。

それは他人を傷つけず、かえって自分を傷つける。

無財の七施

財なき者にもなし得る七種の布施行

一、 身施:肉体による奉仕

二、 心施:他人や他の存在に対する思いやりの心

三、 眼施:やさしいまなざし

四、 和顔施:柔和な笑顔を絶やさないこと

五、 言施:思いやりのこもったあたたかい言葉をかけること

六、 牀床施:自分の席をゆずること

七、 房舎施:わが家を一夜の宿に貸すこと

以上の七施は、だれにでも出来ることであり、日常生活のなかで行える。

宗教と聞くと、日本人はどうしても身構えたり、一歩退いたりするのではないでしょうか。しかし私にとって仏教は、すばらしい人生訓の集合です。

世のビジネス書以上、というか、『仏教聖典』は最高のビジネス書です。

傍らに置いて、折にふれ読み返したいと思います。

『商業界』12月号を読みました。

『商業界』12月号を読みました。

本当はもう1月号が発売になっていて、12月号は2週間ぐらい前に読み終わったのですが、忙しくてまとめる暇がありませんでした。

安売りをしない

「安売りは、京の都の刀鍛冶」

先も切れる、元も切れる

自分の身を切り、お客さんも切ることになる。

お客さんは、「安いから買う」のではなく、

安さ以外の判断基準を教えてもらえないから安いものを買う。

価格でついたお客さんはいいお客さんにならないし、クレームも多い。

ロスを出さない

250円弁当ジャンボ

毎日売り切るため、閉店時刻は8時から夜中までで一定しない。

小さな店は売り切れ後のチャンスロスは諦めて、

売り切ってロスを出さず、逆に新鮮さを強調する。

とうふ工房わたなべ

先の「安売りは、京の都の刀鍛冶」もそうです。

とうふ工房わたなべからは、学ぶところ大でした。

本当のお客様のために金を使う。

駐車場が停めづらいので警備員さんを入れました。

小さい事業所は仕入れじゃなくて一から作るものを増やす。

-自家製のドーナツ、アイスクリーム。

逆かと思っていました。小さいところは少しずつ仕入れたほうがリスクが少ないと。

商売は、「自分の器」に合わせた大きさが楽しい。

コンサルの現場で、なかなかビジネスを大きく考えない社長さんにお会いします。

これから創業する方に多いです。

自分が食べていけるのがやっとでは―?

と思い、もう少し大きく考えることをお勧めするのですが、

大きくしたがりません。

きっと、ご本人にとってそれが「自分の器」の大きさに合っていて

心地良いからだったんですね。