「ニュースソースを追うのは簡単」、
正しくは「ある程度までは、ニュースソースを追うのは簡単」。
「そこから先が大変」
改めて文章の読解力を必要とします。
一般的、飽くまで一般的ですが、
スマホから得られる情報というのは
「あれは、どうなった?」「あー、そうなったのか。」
くらいの意味合いでしかないように思えます。
例えば、
「安倍首相辞任後の、次の総理の立候補者は、どうなった?」
「菅義偉内閣官房長官が圧倒的支持率を得ている。」
それは何故? にまで、思考が及ばないのです。
記憶だけでは、分析などは無理っぽくて、
報道の一部しか、捉えることができません。
もし、どうしても気になる記事を見つけた場合
PDF化して、ファイルとして保存、
何回でも読み返すことができるようにするのが良いと思います。
さて、ニュースソースを追跡してみます。
1、たまたま偶然に見つけた YouTube動画です。
狂ったか!統治能力を失った安倍晋三
話としては面白いのですが、どうにも信憑性に欠けています。
動画の冒頭の話、
「安倍首相はトランプ大統領の心の中が分かってしまったので、・・・
ほとんどの大きな事件には関係しているようだ、
グァンンタナモが確定になったと感じたのだろう。」
まず、この動画を YouTube にアップした人が自ら得た
情報であればいいのですが、それは非常に考えにくいのです。
結局は、ユーチューバーによる「おもしろネタ」「おちゃらけ動画」
くらいの存在でしかないのです。
ニュースソースが明確ではないのが、その理由です。
良く言えば、エンターテインメント。 それ以上の何物でもないのです。
お断りしておきますが、良い悪いの話ではありません。
2、その後、ちょっと面白い記事を見つけました。
Webサイト「tocana(トカナ)」。
トカナの名前の由来は、「ホントカナ?」の「トカナ」とのこと。
2007年に創設された、株式会社サイゾー(CYZO Inc.)が運営しています。
世の中の不思議な話題・カルチャーに特化したニュースサイトです。
特徴は、
・情報提供/記事へのお問い合わせ
・広告に関するお問い合わせ
・記事配信のお問い合わせ
が用意されていること。
そこで、このような記事を見つけました。
【重要・証拠アリ】安倍首相辞任の裏に「CSISと朝鮮・田布施システム」! 米に見捨てられ実は逮捕寸前だった…暴かれた二階と今井の親中政治とは!?
以下、一部抜粋。
8月28日、突如、安倍首相が辞任を表明した。
前日まで辞める意思などまったくなかった首相がなぜ、
一転して辞意を固めるに至ったのか?
首相の側近たちも寝耳に水の事態で、永田町界隈が大騒ぎとなった、
安倍首相の辞任劇の裏側を某国現役エージェント、
ジェームズ斉藤が最新にして最深の情報を徹底暴露!
この記事には「キーワード」があります。 それは、
「CSISと朝鮮・田布施システム」。
さらに、抜粋。
──ということは最初から安倍政権をひっくり返す目的があったということですか?
ジェームズ そのとおりです。しかも安倍総理が長年信頼し、
永田町や霞ヶ関では「泣く子も黙る」CSISがこれを出したのですから、
インパクトは計り知れないないものだったでしょう。
特に、二階さんは自民党の幹事長ですし、
今井さんなんか「影の総理」とまで言われた、
安倍首相の側近中の側近です。
その二人を「中国のための政治をしている二人」と書いているんです。
これは完全に内政干渉であると同時に、
トランプ政権が安倍政権に対して最後通牒を突きつけたということでもあるんです。
大切なのはここなんです。その証拠にレポートの表紙を見てください。
安倍さんの顔が大きく出てますよ。
明らかに安倍さんに対するメッセージなんです、このレポートは。
https://www.csis.org/analysis/chinas-influence-japan-everywhere-yet-nowhere-particular
3、上記のリンクを辿ってみます。
cics とは。
戦略国際問題研究所(せんりゃくこくさいもんだいけんきゅうじょ、
英語: Center for Strategic and International Studies, CSIS)は、
アメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部を置くシンクタンクのこと。
この記事から、レポートをダウンロードできます。
左上、DOWNLOADS Download the Full Report
または、右側のボタン「DOWNLOAD THE REPORT」をクリックしてください。
公式には、英語版のみが入手可能です。
さすがに、53ページ分の英語原文を読むのは骨が折れます。
なので、日本語版を用意しました。
誤訳の分には、ご容赦ください。
ダウンロードは、下記のアイコンをクリックしてください。
ファイル名: Devin_Stewart_Report_ja.docx
・[日本語版 PDF] China's Influence in Japan: Everywhere Yet Nowhere in Particular
ファイル名: Devin_Stewart_Report_ja.pdf
時間の許す時に、じっくり読んで、分析・評価を試みてください。
何度も読み返さないと、なかなか話の核心に迫るのは、大変そうです。
4、cics レポートの、もうひとつのキーワード「田布施システム」。
これについては、下記のリンクの記事が、わかりやすいと思いました。
講談社が運営している Webサイトです。
下記のリンクを、辿って読んでみてください。
日本を支配する町?「田布施システム」の謎を安田浩一が解き明かす
以下、一部抜粋。
日本を動かしているのは永田町でも霞が関でもなく、
その場所さえ大半の日本人は知らない、
田布施という名の田舎町だった、
そして、その田布施の意向で日本が歴史を刻んできた──という話なのである。
ばかばかしい。ばかばかしいだけではなく、
そこには差別と偏見に満ちた醜悪な視線も垣間見える以上、捨て置けない。
宇宙人や雪男の話と違って少しも笑えない。
合わせて読みたい、関連記事。
ネットを騒がす陰謀論「田布施システム」の謎を安田浩一が解き明かす
「それは何?」「それは何故?」を追跡して、自分なりの分析・評価を試みるのは
如何に大変なことでしょうか。 老若男女を問わず、チャレンジしてみるのも良し。
そうすれば、国内のマスコミの報道を額面通り受け止めるだけではなく、
「自分の考え」「自分の頭で考える」「自分の意見を持つ」などに繋がると考えますが、
皆様は、どのように思いますか?
今回の曲は
Billy Cobham – Spectrum
リリース: 1975年
Drums – Billy Cobham
Electric Piano, Piano, Synthesizer – Jan Hammer
Electric Bass – Lee Sklar (The Section)
Guitar – Tommy Bolin (James Gang, Deep Purple)
Billy Cobham と Jan Hammer の組み合わせは、
非常に考えやすいのですが、
Lee Sklar と Tommy Bolin というのが、
ちょっとした驚きですね。
そのアルバムから一曲、お届けします。
Billy Cobham - Red Baron