ネットでコラムを読んでいて思わず「これだ!」と感じた話です。
テクニカルアナリスト 馬渕 磨理子(まぶち・まりこ)氏 PRESIDENT Online
以下、ニュースから要点を抜粋。2020年8月7日
1、いち早く中国本土からの入国を禁止し、感染者を隔離し、
スマートフォンを活用して感染経路を突き止める体制を整え、
感染者に接触した可能性がある人たち全員に警告メールを送るなどの対策を徹底。
2、台湾のIT大臣オードリー・タン氏は、コロナ対策として、
データ主導型の対応でマスクの店頭在庫確認アプリの開発を支援し、
台湾内の6000カ所以上のマスクの販売拠点で在庫が3分ごとに
自動更新されるマップを2月6日には開発。
この情報の可視化により、国民が安心して行動をとることができた。
マスクの在庫がアプリ上で可視化されることで、国民は情報の透明性から
「安心」を感じることができます。その「安心」は、
実は「行政への信頼」「自国民としての自信」につながった。
そして馬渕氏はこのように話をまとめています。
行政、企業、個人それぞれが「不信感」を持つことなく、「信頼関係」を構築することで、
国は1つとなることができるのです。行政の方針にも皆で同じ方向に向かって信じて進むことが
できるのです。台湾における、「情報の透明性」を基盤とした政府と有権者との信頼関係の
構築をわれわれは見習うべきなのです。
この記事の正しい表題は
「日本「人力」韓国「IT」台湾「信頼」…3国のコロナ対応はなぜここまで差がついた」
ですが、私は韓国「IT」政策については何も知りません。したがって言及できません。
一方、小池東京都知事の政府への指摘も理解できます。2020年8月11日
以下、転載。
東京都で入院や隔離が必要とされている人の数が、政府の指標で最も深刻な「ステージ4」の
基準を上回ったことについて、小池知事は、「どこまで現場を反映しているのか」と疑問を呈しました。
東京都が11日、新たに発表した感染者は188人。1日の発表人数が2日連続で200人を
下回ったのはおよそ3週間ぶりですが、お盆の連休で検査人数が減っていることも背景にあるとみられます。
一方、政府が示した感染状況の深刻さを計る6つの指標のうち「療養者数」について、
東京都では、入院や宿泊・自宅療養に加えて、病院やホテルに収容できず「調整中」とされている人の数が
あわせて3760人となり、最も深刻とされる「ステージ4」の基準を超えています。
この点について小池知事は11日、こう述べました。
「全国一律の(政府の)分科会の提言がどこまで東京都にとって、現実、現場を反映しているのか。
こちらは東京都で判断させていただいている。(国の)対処方針が変わっていないままで、
その辺のところの整理がどうなっているのか、むしろ知りたいところ」(東京都 小池百合子知事)
小池知事は、このように述べ、政府の新指標をめぐっては休業要請などの対策について
各自治体に判断が求められるにもかかわらず、国の「基本的対処方針」の権限は
変わっていないことに疑問を呈しました。
さらに、専門家の「分科会」による提言が「対処方針」に反映されていないと指摘しました。
政府と自治体とのやりとりがこれでは、国民の安心には程遠く
「行政への信頼」「自国民としての自信」は遥か彼方(Far away)の感があります。
しっかりすべきは政府というのは間違いでしょうか?
少なくとも小池知事の疑問に対して明確に回答すべきでは?
ということで、今回お送りする曲は
Carole King - So Far Away 訳せば「とても遠くへ」でしょうか。
もう一曲。
Carole King - It's Too Late 訳せば「遅すぎる」でしょうか。
次回のブログの予告 社会ネタ(コロナネタ)ではなく「夏の涼しい食べ物」として
ローカーボについて書いてみたいと思っています。
私は断然ローカーボ派です。季節によってはノンカーボもありますが。