一般的に言われる理由としては次のような要因があります。
介護職を辞めたい理由
1: 給料が低い
2: 労働環境がブラック
3: 人間関係がしんどい
4: 仕事内容が嫌
5: 体力的・精神的につらい
6: 経営方針に不満
はたして私はどうなんでしょう?
辞めたいと思ったことは無かったかと問われれば
正直な話、ありました。
私の理由は「精神的につらい」です。
どんなことが精神的につらいと感じたのでしょう。
介護の学校で使われるテキストの最初にこんな一説が載っています。
高齢者を介護するということは
生涯の終りに近くなってそんなに長く年数がないような人に
最も頻繁に接することです。
その人にとって大切な人生の最後に寄り添えることはすばらしいことです。
悲しいことやいろいろな歴史を背負いながら消えていく他人の
いちばん最後の寄り添えるということは、すばらしいことだと思います。
さて如何でしょうか?
私にとっては、利用者さんが弱っていく姿を見るのが辛かったですね。
1: 体が衰弱した場合は、病院に転院していただくのですが
殆どの場合、病院から戻ってこないです。
2: 施設内で夜間に容体が急変した場合、すぐに転院できればよいのでしょうが
そんな場合は介護職が看取りを行う場合があります。
介護施設というのは、メソメソする所ではありませんからね。
私の場合は、仕事が終わって家路に着く途中で大粒の涙が止まらなかったことが
何度かありましたね。
利用者さんが亡くなったとしても、平然といられる。
これは仕事と割り切れるタイプの人は
介護という仕事に向いていると言えるかも知れません。
私にとって介護職は、このような場面が精神的に辛かったですね。
さて、今回お届けする曲は
Jill Scott - Golden