清水先生に最後にお会いしたのは
先生が 90歳か91歳の時でした。先生のご自宅へお伺いしました。
人懐っこい感じで、にこにこ笑顔で接してくださったのを覚えています。


膵臓癌で93歳で亡くなられたのですが
私はそのことを最近知ったのです。


ご専門は体育学でした。
教授を引退されてからは
有機農業の研究をされていました。


朝に農業の作業でひと汗ながして
それから自転車で隣町へいって
プールで泳ぐ。
そのような日々を送られていました。


非常にお元気な方でした。


小食健康実践のすすめと言う著書があります。
随分と前にこの本を入手しました。


「先生は小食なんですか?」と尋ねたら
「私は大食いや。毎日堅い豆腐と魚は食べとるね。」と仰られました。


大阪の八尾の甲田療法の本です。
小食主義というよりは、小食の研究をされていたようです。

当時は甲田療法は驚愕的でした。

世間を驚かせていました。

先生は大学教授として研究されていたのでしょう。


参考: 研究論文

完全菜食摂取時のタンパク質代謝






私は2型糖尿病のことで悩んで苦しんでいたのですが
清水先生はこう言ってくださいました。


「例え病気を持っていたとしても
 体を大切に使うことや。
 壊れた茶碗も大切に使えば長持ちするように」

「人間は動く物と書いて、動物や。
 食べたら動く。体を動かすことは大切やで。」


別れ際に握手をしていただきました。
信じられない程に、手の力が強かったです。


素晴らしい人生の先輩、清水先生。
心からご冥福をお祈りいたします。