グループホームで夜勤専門の介護職をやっています。
時の経つのは早いもので、後1か月半程で64歳になります。
61歳まではIT関係で現役で働いていました。
家族や町内のおばはんら(奥様方)から、
「おたくのご主人が介護? 全然向いてないわー」などと
散々な事を言われながら、介護の学校に通いました。
自分でも向いていないのかな? と思うくらい学校での出来は悪かったです。
「なんでITから介護?」なんて、よく聞かれました。
「ほっとけやー。俺が決めたんやからなぁ。」なんて
他にセリフが無い、苦しまぎれの返事。
他業種から他業種への移行は、おおげさに言えば
「人生のリセット」かなと思います。
長い間(41年間)ひとつの業種で過ごしてきたわけですから
それなりに「心の垢」が積もっていました。
長いか短いかわかりませんが、
もう一度、「いちからのスタート」も良いだろうと思いました。
「定年」という言葉を「生前葬」と評した小説「終わった人」が
空前の大ヒットした時でもありました。
終わった人 (講談社文庫) 文庫 内館 牧子 (著)
私はまだ、この本を読んだことがありません。 念のため。
直接的に人と触れ合う仕事と言えば聞こえはいいかも知れません。
実際にやってみると、そりゃもう大変。
デイサービスや特養は体がキツイと言うのは、よく耳にしますが
グループホームは精神的にキツイと感じています。
確かにグループホームは重いテーマを持っていますね。
だからこそ、仕事/プライベートのオン/オフの切り替えは大切なんです。
プライベートでは、気分をリフレッシュさせる「何か」が必要です。
もっとはっきりと言えば「プライベートで、気分をリフレッシュさせるのも仕事」と言うべきでしょうか。
自分をしっかり維持するために。
そうですね。神戸だったら有馬温泉へ出かけるとか。
いつもスーパーで買い物してるんだったら、たまには市場へ行ってみるとか。
神戸で市場といえば板宿商店街か東山商店街(湊川の北側)なんかが代表的ではないでしょうか。
少し足を延ばして、日帰り小旅行なんか如何でしょうか。
ここに紹介するのは、兵庫県は日本海側「豊岡市」。
但馬安国寺ドウダンツツジ
実はこの話は私ではなく、うちのかみさんの話なんです。なのであまり詳しい説明ができないのです。
かみさん 「朝はやくから出かけるねん。帰りは早くて夕方かな。遅くなると思う。」
私 「どちらへお出かけ?」
かみさん 「ご近所の人とまえ(以前)から計画しててん。アンコク寺へ行くねん。豊岡の。」
私 「えっ!? 暗黒の寺? 妙にホラーっぽい名前の寺やなぁ。まさか、デーモン小暮が現れたりして・・・
そんで突然、満月の夜なんて言い出したりなんかして・・・
何故か、いつの間にか相撲の話で盛り上がっていたりなんかして・・・」
かみさん 「その暗黒と違うねん。安国と書いてあんこくと読むねん。わかる?」
私 「ふぅーん、そうなんやぁ。暗黒とちがうんや。」
かみさん 「拝観期間中なんで、今がチャンスやねん。ほな、行ってくるわ。一人で何か食べといて。」
湯豆腐をつくって、糖質ゼロ系アルコール飲料(焼酎)を呑みながら・・・いつの間にか寝ていました。
ふと目が覚めたら、外は真っ暗。
電器つけてないから、部屋も真っ暗。
「こりゃ暗黒やなぁ。」などと、一人でボケる。
そうこうするうちに、かみさんが帰ってきた。
「さすがに家は覚えているみたい。
道中、あちこちでオシッコでもしてたんかな。それは、犬や。」などと訳のわからん独り言。
かみさん、デジカメを持って行ってたので、さっそくプレビュー。
そして帰路に向かう。これはおそらく福知山市街のような。
見終わった後の私の感想。
今に見とれ! 俺も、もっとエエとこ見つけて行ってきたるわい!