介護施設と言ってもいろんな形体があるのですが
すべての形体が揃った施設で、デイサービス・訪問介護・グループホームを実地体験してきました。

 


正直、身も心もくたくた。
いくら私が夜に弱いと言っても、さすがに実習最終日を終えた日には 帰宅して 19:30頃にパソコンの前に座って寝ていたそうです。
後で家内に教えてもらってわかった事ですが。

 


はっきり言って認知症の要介護度の高いグループホームは衝撃でした。
私には無理だと思いました。

 

 

認知症の要介護度の高い利用者さんって、最後に残るのは体力と感情なんです。
好ましい感情を表せる利用者さんはいらっしゃいました。
介護職員が楽しい面白い話を利用者さんに話されていたのですが、介護職員にはスケジュールというものがあり
その利用者さんから離れようとしました。

 


利用者さん、「もっと話してよ。なんで、向こうへ行くのよ」。泣いていらっしゃいました。
切ないな。利用者さん泣いても「私のそばに居てよ」・・・って。

 


如何に、人を・人の温もりを求めていることでしょうか・・・
それに充分に応えられない介護職員の職務としてのスケジュール。
そりゃそうだ。介護職員には介護職員としての任務・ミッションがある訳ですから。

 


夕方になると女性利用者さん達が、一種のパニック状態になります。

 


「この時間になると家族の夕飯の支度をしなくては・・・だから家に帰らなくては・・・」

 


どう思います?
女性として一生背負っていく「女性の本能」ではありませんか。

 


悲しいよ。
私は正直、こんなもの見たくない・聞きたくない。
私は思わずハンカチをポケットから取り出して流れる涙を抑えるのが精一杯でした。

 


人が人として壊れていく姿を正視できますか?
耐えられない現実を見た私は、介護職に対して「覚悟と心の準備と熱意」が必要だと思いました。

 


さて、あなたはどう思われますか?

 


若者を嘆くな、それは自分が進んで来た道。
老人を笑うな。それは自分が進んで行く道。

 


私も含めてあなたは、真剣に老後をどう考えていますか?

 


P/S 吉本新喜劇を見て笑うって事は健全な生活を送るために非常に大切な事なんだって・・理解できました。

 

 

 

よしもと新喜劇 辻本茂雄 安尾信乃助