学校における「コンピュータ教育」はどうか?
しばしば話題になっているかどうかを
私は知りませんが。


「コンピュータ教育」を考えてみる前に
いったいどういう人が教えるのか?ということが
条件になってくるであろう。


FreeBSD は バークレイ Unix とも呼ばれています。
カルフォルニア大学のバークレイ校で開発された Unix。


日本では Tron O/S があります。
東京大学 坂村教授の発案による 日本のコンピュータの有り方を
示唆するかのごとく、深く考えられた O/S。


一方 ヨーロッパでは大学で コンピュータ・サイエンスを専攻すると
アンドリュー・タネンバウム教授による Minix が教材として使われるらしいです。
Linux を開発した リーナス・トーバルズ が Minix を学んでいて
Linux 開発の際に、Minix のメーリング・リストで共同開発を
呼びかけたのは、良く知られています。


リーナス・トーバルズ氏は Minix が実用的では無いと考えて
ならば実用的な Unix O/S をという発想・考えから
Linux 開発に着手したと。


ここに重要なポイントが見えてきそうです。
「コンピュータ教育」を考える前に
「教育」について考えてみるべきでしょうか。


アンドリュー・タネンバウム教授による Minix を通した教育を受けたわけですが
更に。
リーナス・トーバルズ氏それをどう考えて次に何をやろうとしたか?


端的な表現すると
教えられたことを「何かのルール」であったり
知識として頭に詰め込むことではなく
「自分としては何をどう考えて、更に何を実行するか」。


大切な事ですよ。


日本の場合は「コンピュータ教育」を考えてみる前に
「教育」の有り方そのものを考える必要があると言えば
言いすぎでしょうか?


さて、如何でしょうか?


The FreeBSD operating system with 3D desktop effects