私自身が特別に意識した訳ではありませんが。
この度の LIVE レポート の隠れたテーマが「時間」になってしまったようです。


島時間的な事は少なからず必要だと思います。


無意味という意味では無く、朗々と流れる島唄の如く
時の流れをゆったりと感じる事は大切だと思います。


時(時間)は、人間だけが持つ観念なのでありましょう。


おっと、時間は待ってはくれません。


只今、19:55。


THREE QUARTER のステージの準備が始まる。







しかし、て~げ~ユニット Special の後に
THREE QUARTER。
落差激しいんだよな。


誤解しないで!音楽性の事を言っているのではありません。


「時間」なんです!


て~げ~ユニット Special が、ステージで
流れゆく時間を表現、生きる(活きる)を表現していたのに対して


THREE QUARTER の演奏は、これまた大切な時間を感じさせてくれました。


「大切な時間?」


そう、大切な時間。


時間と共に存在するのは、人との出逢い。
ヒーローズ関係に心得のある方ならば、
そう!あの人!Live-bar 神港工務店の常連客の
心のリーダー。がっちゃん。
ずいぶん遠回りしたもんだ。やっと、再会できた!
頭の悪い私は、全く覚えていなくて
(糖尿のせいか、毎日服用する薬のせいか、はたまた歳のせいか)
でもっ!最高!感激!きっと歳のせいでしょう。
も少し若ければ、泣いていたかもしれません。
いったい今まで、どこに居てたん?


思わず、唄ってしまいそうでした。

君に出会えて良かった。
ここで出会えて良かった。
♪ズンチャカ♪ズンチャカ
笑おうよ



これは私の憶測でしかありませんが、
「自分達(THREE QUARTER)に与えられた時間」
「オーディエンス(観客)と共に過ごす時間」
「何がやりたい?」「何を伝えたい?」
端的で無駄の無い、実にタイトな演奏でした。


前回、元町上屋劇場の時に比べて
一切の抽象的表現を無くし
太くて硬いトーンのベース・ドラムス・パーカションの
強固なリズムが前面に押し出されている!
オリジナルの「地球は回るよ」や
ピンク.フロイドは無し。


なんかステージに太い3本の柱が立っているみたい。


でも印象は プログレッシヴ(*) なんですよね。


(*) プログレッシヴなんて言う表現を使うと
  King Crimson や Yes みたいに連想してしまいそうですが
  THREE QUARTER の プログレッシヴな感じって
  リズム隊が
  モントルー LIVE の Miles Davis や
  ジャコ.パストリアス(Bass) の居た Weather Report みたいな感じの
  プログレッシヴさを感じました。


1、いきなり・・です。エネルギー。
  Help Me Mama。

  クールなのに熱い。熱いのにクール。
  エネルギッシュなリズム隊が、狂おしいリズムを叩き出す。
  アーバン.ネイティヴ。都会の原始人。







2、Take my breath away

  2曲目も、同じくエネルギッシュなリズム隊。







3、甘い罠。

  この日の THREE QUARTER の演奏って。何か気が付きませんでした?
  それは、編曲(アレンジ)。

  エネルギッシュなリズム隊に誘われながら
  身を任せていると、あれっ?
  ギターとベースのユニゾンのリフで Finish。
  半端やない、編曲。
  くそーって言いたくなるくらいに憎い演奏だな。







  糖質カットのチューハイを喉に流し込む。
  あれっ?あっという間に酔いがまわる。やばい。


4、あいのうた。

  君のために共にあるいて行こう。
  ・・・
  雨が降る夜は、・・・
  傘になってあげる。

  風が吹くときは
  壁になってあげる。

  いつもいいことのある筈も無い。
  その時は痛みを分けて
  手を取り合って行こう。

  一瞬、バンドの演奏が止まって、唄だけになる。

  この曲での最功労者は Go Go ごう君ではなかったでしょうか?
  ファルセットのコーラスが
  ソウルを感じさせてくれました。

  静寂と愛。畜生っ!って言いたくなるくらい、深く聴かせてくれました。
  この日に居合わせた他の方々。如何でした?
  いくらなんでも、出来すぎ・・でしたよね。
  この日の THREE QUARTER。
  
  それくらい、スロー.バラードもタイトに決めまくっていた。
  そんな演奏でした。







  メンバー紹介を挟んで、再びエネルギッシュなリズム隊と一緒に Dance!


5、蒼い風。

  THREE QUARTER が Rockする!
  この夜の唯一の例外みたいに思えるかも知れませんが
  わっかているよね?俺達ならば。
  アミーゴをいったい誰だと思っているんだい?
  あの Rock の名作 CD。マサ☆ヒーロー Blue Cat Moan を プロデュースした人なんだぜ。 
  Rock ならば彼に任せるんだな。それが賢明な選択というものさ。







  余韻を残す、短いコード.カッティングで Finish!
  んー!やるっ!


6、この日の THREE QUARTER。
  無煙炭のようにコアな、それでいて狂おしいリズムで
  ぐいぐいと突き進む感じ。
  ひたすらタイト。

  ラスト.ナンバー。

  いけるとこまで I love You.

  まずは、Dance の手ほどきから始まり
  一気に Go!

  そやっ!そやっ!そやっ!そやっ!
  どやっ!どやっ!どやっ!どやっ!







さて、如何でしたでしょうか。過ぎ行く時間を惜しむような
タイトでハード.コアな演奏の THREE QUARTER でした。
20:30 きっかり Close。


次回で、本レポート最終回となります。
お楽しみに。