萩原工業（7856）

萩原工業（7856）は、下記の2事業を軸としており、ポリエチレン・ポリプロピレンを主原料とした合成樹脂繊維「フラットヤーン」を用いた製品や産業機械の製造・販売をおこなっている会社です。

2025年10月期（6/14時点）の投資指標は、
予想PER：9.4倍
PBR実績：0.70倍
予想配当利回り：4.34％　　※ 株主優待もあります

予想1株配当金：65円

財務状況は以下のとおりです。

PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から少し割安感があります。

配当利回りは4％以上あり、株主優待もあります。

自己資本比率は70％程度です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.17で、利益剰余金は有利子負債の5倍程度あります。

直近4年間の業績＋今期の業績予想は以下のとおりです。

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移は下図のとおりです。

6月9日に2025年10月期2Q決算を発表しており、下記のとおりでした。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は38.9%で、前期の62.3％よりかなり悪かったです。

今期の配当金は1株65円を予定しています。

配当方針は、配当性向40％を目安に株主配当を実施するそうです。

同社は株主優待を実施しており、同社株式100株以上保有の株主は岡山県の特産品や自社製品等を盛り込んだ同社オリジナルカタログからお好みの商品を選べます。

詳細は上記リンクから確認してください。

中期経営計画には、下記のような数値目標がありました。

売上高は今期目標と同程度ですが、経常利益は少しシュリンクしていますね。

現在の株価は1496円です。

現在の株価での配当利回りは4.3％程度、優待利回りは1.3％程度で、総合利回りは5.6％程度になります（100株以上保有と仮定）。

財務は悪くなく、総合利回りはまずまずの安定した会社です。

ここのところ、株価は1400円～1600円のレンジで推移しており、1400円以下になると買いのチャンスかもしれませんね。

銘柄分析：萩原工業（7856）