共同印刷（7914）

共同印刷（7914）は、以下の3事業をバランスよく展開しています。

2026年3月期（5/31時点）の投資指標は、
予想PER：9.3倍
PBR実績：0.57倍
予想配当利回り：5.97％　　※ 株主優待もあります

予想1株配当金：76円

財務状況は以下のとおりです。

PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）から少し割安感が、

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感があります。

配当利回りは5.5％以上あり、株主優待もあります。

自己資本比率は50％程度です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.21で、利益剰余金は有利子負債の4倍以上あります。

直近4年間の業績＋今期の業績予想は以下のとおりです。

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移は下図のとおりです。

5月15日に2025年3月期の本決算を発表しており、上記の内容でした。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は101.7%でした。

また、2026年3月期の業績予想も上記のとおりで、増収増益となっています。

今期の配当金については、前期より41円増配しており、1株76円を予定しています。

配当方針は、株主資本配当率（DOE）3.5％を目安とし、これを大きく下回らないようにするそうです。

同社は株主優待を実施しており、同社株式200株以上保有の株主はQUOカードとカレンダーをいただけます。

（2025年4月1日に1⇒4の株式分割をしていますので、ご注意ください）

中期経営計画には、下記のような数値目標がありました。

現在の株価は1272円です。

現在の株価での配当利回りは6％程度、優待利回りは0.5％程度で、総合利回りは6.5％程度になります（1000株を半年以上保有と仮定）。

財務は悪くなく、総合利回りは高く、DOEが設定され、株主還元がとてもいいですね。

中長期の営業利益目標はやや高いように個人的は思いましたが、戦略の方向性には共感していますのでがんばってほしいです。

銘柄分析：共同印刷（7914）