岡部（5959）

岡部（5959）は、建設向け仮設・型枠、構造機材を柱とする企業です。

米国でも建材を販売しています。

米国の自動車バッテリー部品事業は売却済みです。

2025年12月期（3/9時点）の投資指標は、
予想PER：12.8倍
PBR実績：0.67倍
予想配当利回り：4.74％

予想1株配当金：41円

財務状況は以下のとおりです。

PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）は純利益（最終益）から割安感、割高感はありませんが、

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感があります。

配当利回りは4.5％以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は65％以上です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.10で、利益剰余金は有利子負債の7倍程度あります。

直近4年間の業績＋今期の業績予想は以下のとおりです。

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

2月14日に発表した本決算は、上記のとおりでした。

最終益がマイナスになっているのは、訴訟に関連する費用が発生したためです。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は100.5％で、ほぼ会社予想どおりでした。

あと、今期の業績予想も上記のとおりです。

当期の配当金は1株41円の予定です（特別配当10円が含まれています）。

なお、株主還元方針は変更され、配当性向 40％以上を原則とし、かつ株主資本配当率（DOE）３％以上を目安にするそうです。

中期経営計画では下記の数値目標を設定しています。

株主優待はQUOカードです。

詳細は上記リンクからご確認ください。

現在の株価は865円です。

現在の株価での配当利回りは4.7％程度、株主優待利回りは0.6％程度で、総合利回りは5.3％程度になります（200株を1年以上保有と仮定）。

財務は良好で、株主還元の姿勢は大きくポジティブに変化しました。

今後は訴訟関連費用がなくなりますので、中計の予想を超えていくことを期待したいですね。

銘柄分析：岡部（5959）