ソフトバンク（9434）

ソフトバンク（9434）は、ソフトバンクグループを代表する通信会社で、携帯（ソフトバンク、ワイモバイル）・固定通信ネットワーク基盤（Yahoo！BBなど）にICTソリューションを提供しています。ヤフー、ZOZO、ペイペイなどの非通信事業も展開しています。

2025年3月期（5/26時点）の投資指標は、
予想PER：17.9倍
PBR実績：3.76倍
予想配当利回り：4.53％　　※ 株主優待があります

予想1株配当金：86円

財務状況は以下のとおりです。

線を引ている箇所を主にチェックしますが、

PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割高感があります。

配当利回りは4.5％以上あり、株主優待もあります。

自己資本比率は15％程度です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は2.66で、有利子負債が利益剰余金の4～5倍ほどあります。

過去4年の業績は以下のように推移しています。

ここ数年の営業利益は頭打ちしている感はありますが、売上高は順調に右肩上がりです。

5月9日に2024年3月期の本決算を発表しており、3Q中に発表した通期業績予想の上方修正よりもよい結果で着地しました。

また、2025年3月期の業績は増収増益の予想です。

配当については変わらず1株86円です。

（期末配当は、株式分割1⇒10のため43円ではなく、4.3円です）

中期経営計画では、下記の数値目標を設定しています。

株主優待は今年4月25日に新設され、１年以上100株を保有する株主はPayPayポイント1000ポイントをいただけます。

内容は下記のとおりですが、詳細は上記リンクを確認してください。

現在の株価は1897.5円です。

現在の株価での配当利回りは4.5％程度、株主優待利回りは5.2％程度で合計9.7％程度になります（株式分割前に10株購入して、1年以上保有と仮定した場合）。

財務はよくありませんが、ソフトバンクの経営破綻は想定しづらいですし、株主還元に積極的で投資単価が小さいので魅力を感じる方も多いと思います。

銘柄分析：ソフトバンク（9434）