ウェルネオシュガー（2117）

ウェルネオシュガー（2117）は、2023年に日新製糖と伊藤忠製糖が経営統合してできた会社で、製糖業界2番手になります。砂糖その他食品事業に加え、健康産業事業、倉庫事業を行っています。

2024年3月期（3/24時点）の投資指標は、
予想PER：15.9倍
PBR実績：1.13倍
予想配当利回り：3.79％　※ 株主優待もあります

予想1株配当金：92円

財務状況は以下のとおりです。

線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感、割高感はありません。

配当利回りは3.5％以上です。あと、株主優待で自社グループ製品をいただくことができます。

自己資本比率は70％以上とかなり高いです。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.17で、有利子負債の３倍以上、利益剰余金があります。

過去4年の業績は以下のように推移しており、2023年1月から伊藤忠製糖が連結に追加されたこと、砂糖を値上げしたことなどにより、2024年3月期は売上、利益ともに大きく上昇する予定です。

2月8日に2024年3月期の3Q決算を発表しており、経常利益は通期会社業績予想に対して97.6％進捗しています。

配当については下記のとおりで、今期は92円（中間：46円（実績）、期末：46円（予定））を予定しています。

同社は株主優待（自社グループ製品）があり、こちらの内容となっています。

現在の株価は2426円です。

配当金＋株主優待で総合利回りは4％以上になるのは魅力的です。

それに加えて、財務面がある程度安定な上に、今期の経常利益の進捗が3Q決算時点で100％に近いです。

今期末、会社業績予想の100％を超過する利益は、増配もしくは自社株買いに活用されるのではないかと想像していますが、現在の株価はその分をある程度織り込んでいるようにも思います。

あとは、2024年10月に会社の完全統合が実現しますので、その後の事業場、組織、人員の調整により、スリム化した筋肉質な会社体制となることも期待したいところです。

とりあえず100株購入してみるのがよいかもしれません。

銘柄分析：ウェルネオシュガー（2117）