内外トランスライン（9384）

内外トランスライン（9384）は、独立系の国際海上輸出混載首位の企業です。

アジアをはじめ、豊富な仕向け地と運航頻度が強みです。

2024年12月期（2/22時点）の投資指標は、
予想PER：7.0倍
実績PBR：1.19倍
予想配当利回り：3.57％

予想1株配当金：85円

財務状況は以下のとおりです。

線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）からやや割安感があります。

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）からは割安感、割高感はあまりありません。

配当利回りは3.5％以上で、株主優待を含めると4％以上です。

自己資本比率は80％以上です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.01で、無借金経営になります。

過去4年の業績は以下のように推移しており、売上高は2022年12月期に過去最高を達成しています。

2月9日に2023年12月期の本決算を発表しており、前期比3～4割の減収減益でした。

海運関連銘柄なので、違和感はないと思います。

（2022年12月期の運賃、取り扱い数量が高かった反動）

同時に、2024年12月期の業績予想を公表しています。

2023年2月10日に公表した中期経営計画では以下のような数値目標を設定しています。

配当については、過去5年、下記のように推移しており、今期は前期同様85円を予定しています。

株主優待については、100株保有から様々な商品が用意されていて、そこから1つ選ぶことができます。

（下記は一例で、実際の商品と異なることがあるそうです）

海運なので運賃に業績が左右されることはありますが、安定した財務状況や過去の実績を考慮すると、高配当で株主優待のある同社はとても魅力を感じます。

銘柄分析：内外トランスライン（9384）