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日本触媒(4114)


日本触媒(4114)は、下記の事業を展開している会社です。

 

 

2025年3月期(4/29時点)の投資指標は、
予想PER:15.5倍
PBR実績:0.66倍
予想配当利回り:6.40%  ※ 株主優待はありません

予想1株配当金:108円

 

財務状況は以下のとおりです。

 

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割安感、割高感はありませんが、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から少し割安感があります。

配当利回りは6%以上ありますが、株主優待はありません。

自己資本比率は70%程度あります。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.12で、利益剰余金は有利子負債の8倍程度あります。

 

 

 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

 

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

 

 

 
2月6日に2025年3月期3Q決算を発表しており、以下の内容で順調な結果でした。
なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は83.3%で、前期の94.6%より少し悪かったです。

 

 

 

当期の配当金は1株108円の予定です。

なお、配当方針は「 2028年3月期まで、配当性向100% またはDOE2.0%のいずれか大きい金額を配当する」そうです。
(DOE2.0%の場合、概算で1株40~50円でした)

 

 

 

中期経営計画では以下のような数値目標を設定しています。

 

 

 

現在の株価は1688円です。

 

現在の株価での配当利回りは6.4%程度です。

財務は健全で、2027年度中計目標、2030年度の目指す姿はとても魅力的です。

この目標がおおよそ達成されれば、現在の配当金額は2027年度に約1.5倍となり、以降の配当性向が50%に変更されても配当利回り4.5%くらいと思われ、さらにここから2030年度に向かって配当金額の上昇が期待できるのではないかと想像しています。

一方で、前中計は営業利益、ROE/ROAともに未達であったことを踏まえると、過度な期待は相当な失望を招くと思っています。

5月13日に本決算の発表が予定されており、その内容を踏まえつつ、当面は買い場を探る銘柄になりそうです。