
東洋機械金属(6210)
東洋機械金属(6210)は、①射出成形機(プラスチックの材料である樹脂を溶かし、金型に流し込み、固めて形を作る機械)や②ダイカストマシン(金属や合金を高速で溶かして金型に流し込み、鋳造を行う装置)を柱とする企業です。
2025年3月期(2/22時点)の投資指標は、
予想PER:-倍
PBR実績:0.77倍
予想配当利回り:5.45%
予想1株配当金:35円
財務状況は以下のとおりです。
PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)は営業赤字のため表示されていません。
PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感があります。
配当利回りは5%以上で、株主優待もあります。
自己資本比率は55%以上です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.19で、利益剰余金は有利子負債の5倍以上あります。
直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。
また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。
中期経営計画では、下記のような数値目標を設定しています。
今期の目標達成は難しいでしょうね。
同社は株主優待があり、500株以上保有の株主にはポイントが付与されて、寄付や優待品と交換ができます。
現在の株価は642円です。
現在の株価での配当利回りは5.5%程度、株主優待利回りは0.6%程度で、総合利回りは6.1%程度になります(500株を3年以上保有と仮定)。
財務は少しずつ悪化していますが悪くなく、業績改善は少し期待できます。
同社の現状は、原材料価格やエネルギー価格の高騰によるコスト増、売上高の減少と生産量減少による固定費回収不足により、売上総利益が減少しています。
来期、黒字化されるかどうかが大きなポイントになりそうですね。