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淀川製鋼所(5451)

 

淀川製鋼所(5451)は、以下の事業を展開している会社です。

1.鋼板関連事業
鋼板から製品まで一貫生産を行っています。

馴染みがあるのは、ヨド物置でしょうか↓

 

2.ロール事業
鉄鋼用ロールをはじめ、周辺機械設備まで対応しています。

3.グレーチング事業
暮らしの安全・安心、道路や公園などのインフラの整備に不可欠なグレーチング↓を製造・販売しています。

 

4.不動産・その他事業
自社ビルのテナント事業や駐車場の経営、所有する不動産の管理や有効活用を行っています。


2025年3月期(11/2時点)の投資指標は、
予想PER:12.9倍
PBR実績:0.81倍
予想配当利回り:5.80%

予想1株配当金:309円

 

財務状況は以下のとおりです。

 

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割安感、割高感はありませんが、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から少し割安感があります。

配当利回りは5.5%以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は70%以上です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0で、ほぼ無借金経営になります。

 

 

 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

また、少し長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

 

 

8月9日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は26.7%で、前期進捗の24.7%と同程度でした。

 

 

 

当期の配当金は1株309円を予定しています。

なお、配当方針としては、「業績に応じた配当金のお支払いは、安定的、継続的に実施することを基本方針とし、2023年度~2025年度の3年間については、1株当たり200円以上の年間配当金を維持した上で、連結配当性向年間75%以上を目途に実施する。」そうです。

 

 

 

中期経営計画(2024年4月25日に修正)では、下記のような数値目標を設定しています。

 

 

 

株主優待は、カタログギフトなどです。

詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

現在の株価は5330円です。

現在の株価での配当利回りは5.8%程度、株主優待利回りは0.8%程度で、総合利回りは6.6%程度になります(100株を3年以上保有と仮定)。

財務は◎ですから、政策保有株のさらなる売却、有利子負債の活用により、周辺事業を中心としたアライアンス強化、積極的なM&Aを実行に移してほしいです。

さて、1Q決算で上方修正した2Q決算予想を、11月6日の2Q決算発表で越えてくるでしょうか?