
ヨータイ(5357)
ヨータイ(5357)は、以下の3つの事業をおこなっています。
- 鉄、セメント、銅などの素材を製造するためには高い温度が必要で、それに耐えうる物(製品)を耐火物と言います。また、ニューセラミックスは、高純度に精製した天然原料や人工原料を用いて製造された耐火物で、電子部品メーカー向けに製造、販売されます。
2025年3月期(10/14時点)の投資指標は、
予想PER:11.5倍
PBR実績:0.99倍
予想配当利回り:5.28%
予想1株配当金:90円
財務状況は以下のとおりです。
PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、
PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感、割高感はありません。
配当利回りは5%以上です(この銘柄は株主優待はなく、高配当に照準を絞っています)。
自己資本比率は75%以上です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.01で、無借金経営になります。
直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

また、少し長いスパンの売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

8月9日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。
なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は23.6%で、前期進捗の22.9%とほぼ同程度でした。
現在の株価は1704円です。

現在の株価での配当利回りは5.3%程度です。
財務健全、利益面はここ数年横ばいですが売上高は少しずつ伸長、株主還元は、、、悪くなくです(配当性向がかなり高い・・・)。
中計に従って会社が成長した場合、配当利回りの成長は2025年3月期:5.3% ⇒ 2027年3月期:6.2% ⇒ 2030年3月期:7.3%(売上高当期純利益率は10%、配当性向60%を想定 ← 2027年3月期の予想値)になります。
上記のように、前中計は目標(営業利益)を20%以上上振れして達成しており、同社は今回の中計も少し保守的に目標を設定しているのではないかと想像しています。
成長のポイントは海外展開になるでしょうから、300億円近いキャッシュを有効に活用してほしいです。