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高田機工(5923)

 

高田機工(5923)は、関西地盤の中堅橋梁・鉄骨メーカーです。

大空間の鋼構造物に強みがあります。


 

 

2025年3月期(10/12時点)の投資指標は、
予想PER:14.3倍
PBR実績:0.34倍
予想配当利回り:4.37%

予想1株配当金:50円

 

財務状況は以下のとおりです。

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割安感、割高感はありませんが、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感があります。

配当利回りは4%以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は70%以上です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.15で、利益剰余金が有利子負債の2倍程度あります。

 

 

 

直近4年間の業績+今期の業績予想は以下のとおりです。

 

また、少し長いスパンの売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

 

 

8月9日に発表した1Q決算は、以下のとおりです。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は13.6%で、前期進捗の29.6%を大幅に下回りました。

 
過去の経常利益を四半期ごとに確認すると凸凹していますね。。。
橋梁事業の受注の伸び悩みと不採算案件の発生、販管費の増加が1Qの結果となっていますので、2Q以降の改善はあまり期待できないような気がしています。

 

 

当期の配当金は1株50円を予定しています。

(2024年9月30日を基準に株式数を1株につき3株の割合で分割しているため、下記下限配当の150円は50円を意味しています)

 

 

 

中期経営計画では、下記のような数値目標を設定しています。

 

 

株主優待はQUOカードになります。

300株保有からいただけます。

詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

現在の株価は1144円です。

現在の株価での配当利回りは4.4%程度、株主優待利回りは0.6%程度で、総合利回りは5.0%程度になります(300株保有と仮定)。

財務面は悪くなく、成長を目指した事業計画があり、株主還元に積極的ですが、短期の事業見通しがあまいような気がしています。

1Qの進捗の悪さを2Q以降でどのように挽回していくのかフォローしてみます。