銘柄分析：ＯＣＨＩホールディングス（3166）

 
 ＯＣＨＩホールディングス（3166）

ＯＣＨＩホールディングス（3166）は住宅建材・設備の商社を核とし、下記事業でさまざまな製品を提供しています。

2025年3月期（9/21日時点）の投資指標は、

予想PER：8.6倍
PBR実績：0.77倍
予想配当利回り：3.89％　　※ 株主優待があります

予想1株配当金：54円

財務状況は以下のとおりです。

PER（株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安）、

PBR（株価が企業の純資産（解散価値）に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高）から割安感があります。

配当利回りは3.5％以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は35％程度です。

有利子負債倍率（有利子負債＝借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています）は0.28で、利益剰余金は有利子負債の3倍以上あります。

直近4年間の業績＋今期の業績予想は以下のとおりです。

また、長期で見た売上高、営業利益および経常利益の推移が下図です。

積極的なM&A戦略で着実に成長してきたようです。

 

8月5日に発表した1Q決算では、前期比で増収減益でした。

なお、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は21.5%で、前期進捗の28.0％より低値でした。

減益の原因は、人件費、物流費等の増加および持家・分譲戸建住宅の着工戸数減少でしょうか。

当期の配当金は1株54円を予定しています。

なお、配当性向は30％以上を目途としており、2025年3月期は33.3％となる見込みです。

中期経営計画では下記のような数値目標を設定しています。

株主優待はQUOカードになります。

詳細は上記リンクからご確認ください。

現在の株価は1387円です。

現在の株価での配当利回りは3.9％程度、株主優待利回りは1.4％程度で、総合利回りは5.3％程度になります（100株保有と仮定）。

低い自己資本比率が気になりますが、有利子負債は大きく変動することなく、利益剰余金を積み増し、自己資本比率を上昇させながら事業拡大をしているので、そんなに気にしなくてもよいかもです。