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日本精線(5659)


日本精線(5659)は、大同特殊鋼(5471)が50%近い株式を保有する企業で、ステンレス鋼線の最大手になります。

ばね、ねじといったステンレス鋼線以外にも、ステンレス鋼異形線(直棒、平線、角線など)、金属繊維(フィルターなどにも使用)、チタン線などを製造、販売しています。

 
 

2025年3月期(8/3時点)の投資指標は、

予想PER:11.9倍
PBR実績:0.85倍
予想配当利回り:4.22%  ※ 株主優待があります

予想1株配当金:46円

 

 

財務状況は以下のとおりです。

PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、

PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から少し割安感があります。

配当利回りは4%以上で、株主優待もあります。

自己資本比率は70%以上です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.01で、ほぼ無借金経営です。

 

 

直近4年間の業績は以下のように推移しています。

2022年3月期に好業績を達成し、それ以降、高い業績を保っています。

 

 

 

2025年3月期の1Q進捗は順調で、会社予想の通期経常利益に対する進捗率は30.1%でした。

 

 

配当は1株46円です。

連結配当性向50%程度を目安にしています。

 

 

 

中期経営計画では、以下のような数値目標を設定しています。

 

 

 
株主優待は以下の内容になります。
(株式分割前後で内容が変更されていますのでご注意ください)
詳細は上記リンクからご確認ください。

 

 

 

現在の株価は1090円です。

現在の株価での配当利回りは4.2%程度、株主優待利回りは0.9%程度で、総合利回りは5.1%程度になります(100株保有と仮定)。

財務面は抜群によく、今後の成長も期待でき、もしかすると大同特殊鋼によるTOBでプレミアがつく可能性も想定できます。

配当性向は50%程度とやや高いですが、十分な配当利回りと成長期待を加味すれば、投資価値は十分にあると思っています。

バーゲンセールがはじまった現在の株価あたりはちょうどよい購入タイミングかもしれませんね。