
モリト(9837)
モリト(9837)は服飾や履物関連の付属品(服飾:ボタン、ホック、ファスナーなど、履物:中敷、靴ひもなど)を手掛ける商社です。
新商品の開発にも積極的で、金属アレルギーを起こしやすいとされているニッケルを使用しない合金メッキ、静電気を緩和する機能がある靴の中敷などを開発する企業です。
2024年11月期(3/30時点)の投資指標は、
予想PER:18.1倍
PBR実績:1.08倍
予想配当利回り:3.69%
予想1株配当金:58円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感、割高感はありません。
配当利回りは3.5%以上です。
自己資本比率は70%以上とかなり高いです。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.04で、有利子負債の20倍くらい利益剰余金があります。
また、今期の業績予想は以下のとおりで、緩やかの成長を見込んでいます。
本決算の発表と同日に、第8次中期経営計画(~2026年11月期)のアップデートが公表され、修正された財務数値目標は以下のとおりでした。
株主還元においては、下記のように直近で公表しています。
2030年11月期は2026年11月期よりさらなる成長を目指しており、期待したくなりますね。
配当権利月としては数少ない11月(+5月)銘柄で、財務安定で利益をきちんと出せる高配当銘柄として重宝されていそうです。
株価はそれなりに上昇していますので、購入するタイミングが難しいです。