
DM三井製糖ホールディングス(2109)
DM三井製糖ホールディングス(2109)は精糖の国内最大手で、「スプーン印」の三井製糖と「ばら印」の大日本明治製糖が経営統合してできた会社です。
①砂糖事業、②機能性食品などを取り扱うライフ・エナジー事業、それから③不動産事業の3事業で構成されています。
2024年3月期(2/25時点)の投資指標は、
予想PER:14.0倍
実績PBR:0.95倍
予想配当利回り:3.69%
予想1株配当金:120円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)から割高感、割安感はありません。
PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)からは少し割安感があります。
配当利回りは3.5%以上。それにに加えて株主優待があります。
自己資本比率は50%以上です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.41で、利益剰余金は有利子負債の2倍以上になります。
過去4年の業績は以下のように推移しており、売上高、経常利益は2023年3月期に過去最高を達成しています。
2024年2月20日に資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を公表しており、気になったポイントは下記になります。
配当については、今期は120円(中間:60円、期末(予定):60円)を予定しています。
ただ、2月20日に公表した株主・投資家向けのエンゲージメントの内容は個人的にイマイチで残念でした。
株主優待は100株以上保有の株主が対象で、自社グループ商品か寄付から選べます。
過去3年くらいのチャートは以下のとおりです。
2023年から上昇相場に入っています。
株主優待の利回りは200株保有で0.46%ですから、配当利回りと合わせて4.15%です。
砂糖の消費が見込めるファミリー層などにはまずまずの銘柄だと思います。