
日本たばこ産業(2914)
日本たばこ産業(2914)は、たばこ事業を中核とし、食品(TableMark)、医薬品事業(JT本体+鳥居薬品)も展開しています。
M&Aで海外たばこ事業を展開しており、加熱式たばこにも注力しています。
2023年12月期(2/12時点)の投資指標は、
予想PER:15.1倍
実績PBR:1.78倍
予想配当利回り:4.77%
予想1株配当金:188円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割高感、割安感はありません。
配当利回りは4.5%以上です。
自己資本比率は50%以下です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は0.30以下で、利益剰余金は有利子負債の3倍以上になります。
過去4年の業績は以下のように推移しており、営業利益は2022年12月期に過去最高を達成しています。
配当については、配当性向75±5%とかなり高く、実際の配当金も高額です。
ちなみに、株主優待はすでに廃止されています。
中長期戦略は下記のような記載がありました。
RRP(無煙たばこ)を強化したいことがよく分かります。
喫煙が健康を促進し、依存性がなく、ファッションの一つとして認知されれば、爆発的な広がりを見せるでしょう。
過去3年くらいのチャートは以下のとおりです。
非常にきれいな成長曲線です。
週明けの13日が本決算の発表予定日です。
財務大臣が1/3の株式を保有する本銘柄、おそらく期待どおりの決算になるでしょうね。