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酒井重工業(6358)


酒井重工業(6358)は、ロードローラーなど道路機械の専業大手になります。

大型機に強みがあり、米国、インドネシア、中国で現地生産しています。

2024年3月期(2/4時点)の投資指標は、
予想PER:12.7倍
PBR実績:1.04倍
予想配当利回り:3.94%

予想1株配当金:270円

 

財務状況は以下のとおりです。

線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割高感、割安感はありません。

配当利回りは4%弱です。

自己資本比率は60%以上です。

有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は少しずつ低下しており、利益剰余金は有利子負債の2倍以上になります。

 

過去4年の業績は以下のように推移しており、コロナ禍で落ち込んでいた業績は徐々に改善しています。

ちなみに、2024年3月期通期の会社業績予想を達成すると、中期経営計画の2026年3月期の目標を前倒しで達成することになります。

 
11月9日に2024年3月期2Qの決算を発表しており、経常利益の進捗は63.9%で順調です。
また、通期の業績予想を上方修正しています。

 

配当については、通期業績予想の上方修正とともに増配を発表しています。

同社はROE8%以上を経営目標としており、配当方針は「ROE3%を下回る場合:配当性向100%の還元」、「ROE3%~6%の場合:DOE3%の還元」、「ROE6%を超えた場合:配当性向50%の還元」となっています。

 

現在の株価は6850円で、ここ3年の株価推移は以下のとおりです。

 

過去3年で株価は3倍程度上昇しております。

今後の円高局面でもしっかりと利益を創出できるよう事業改善を進めてほしいですが、まずは2月9日の3Q決算で順調な進捗を業績期待したいです。