
サムティ(3244)
サムティ(3244)は、①不動産の開発や売買をするビジネス、②賃料やホテル収入、各種マネジメントをするビジネスを2本柱とする企業です。
2023年11月期(12/17時点)の投資指標は、
予想PER:9.86倍
PBR実績:1.08倍
予想配当利回り:3.87%
予想1株配当金:90円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感、割高感はありません。
配当利回りはほどほどの高さです。
自己資本比率は25%以下でかなり低いです。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)はかなり高く3倍を越えています。
過去4年の業績は以下のように推移しており、2017年11月期以降、2021年11月期を除いては100億円以上の営業利益を確保しており、2023年11月期には200億円に到達する予想です。
配当については下記のとおりで、ここ3年ほど年間90円が続いています。
また、同社は株主優待が非常に魅力的で、こちらの内容となっております。
例えば、300株保有しますと毎年下記のようなホテルに滞在することができます。
その他にも、議決権を行使しますと1000円のQUOカードがいただけるといった特典もあります。
以上から、総合的な利回りで考えますと、同社はかなりの高配当株になります。
現在の株価は2327円で、目標株価は2750円とやや乖離があります。
経営の安全性といった観点から個人的に好みではありませんが、ある程度の配当金をいただいた上に、ホテルを無料で利用できるのはかなり魅力的です。