
MS-Japan(6539)
MS-Japan(6539)は士業(公認会計士、弁護士等)と企業の管理部門に特化した人材紹介を行っている会社です。
2024年3月期(11/22時点)の投資指標は、
予想PER:21.74倍
PBR実績:3.04倍
予想配当利回り:4.61%
予想1株配当金:56円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から結構な割高感があります。
配当利回りはなかなか高いです。
自己資本比率は90%以上で、あまり見たことがないくらい高いです。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は記載がありませんが、有利子負債0の無借金経営です。
過去4年の業績は以下のように推移しており、経常利益においては2019年3月期からほぼ横ばいで、2024年3月期、2025年3月期で成長するのか期待されます。
配当については、2023年3月期決算補足説明資料に記載されており、配当性向100%とする方針になりますので、今後は業績の成長に合わせて増配が期待されます。
開示している中期経営計画では、経営目標を以下のように公表しています。計画どおり進捗すれば、2025年3月期の配当利回りは5%を余裕で越えてきます。
現在の株価は1215円でPER、PBRから断すると割高感があり、すでに配当性向100%ではありますが、10年以上ROEは10%以上、営業利益率は35%以上をキープしており、無借金経営で配当への意欲があり、将来の成長も秘めていること踏まえると、とても興味があります。