
レーサム(8890)
レーサム(8890)はオフィスやマンションなど不動産を販売する企業です。香港ファンド、レイズ・カンパニーが同社の株式の過半を取得しています。
2024年3月期(11/11時点)の投資指標は、
予想PER:7.52倍
PBR実績:1.74倍
予想配当利回り:5.47%
予想1株配当金:175円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)からは割安感がありますが、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)からはそれは感じられません。
配当利回りはかなり高いです。
自己資本比率は50%弱です。
有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)は個人的な基準からするとかなり高めですが、不動産業界ではそれほど高くないのでしょうか?ちなみに有利子負債と利益剰余金は同程度です。
過去4年の業績は以下のように推移しており、2021年3月期を底にV字回復してきています。
配当については、配当性向40%とする方針で、以下が実績と予定です。
2023年5月12日に開示していた中期経営計画の修正では、目標を以下のように公表しています。なかなか野心的ですが、今のところ想定どおりに推移しています。
ただ、下記から分かるように同社は営業利益の推移が特殊なので、注意が必要です。
昨日の中間決算を受けて、11月10日の時間外取引では同日終値から3%ほど上昇していますが、来週から株価はどのように推移するでしょうか。