
小松製作所(6301)
小松製作所(6301)は建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開しており、建設機械で世界第2位の企業です。アジアでも幅広く事業を展開しており、IT活用に強みをもっています。基幹部品は日本で製造し、組み立ては現地化しています。
2024年3月期(10/22時点)の投資指標は、
予想PER:10.85倍
PBR実績:1.42倍
予想配当利回り:3.65%
予想1株配当金:139円
財務状況は以下のとおりです。
線を引ている箇所を主にチェックしますが、PER(株価が企業の利益に対して割安 or 割高を判断する目安)、PBR(株価が企業の純資産(解散価値)に対して割安 or 割高を判断する目安。1倍より低いと割安、高いと割高)から割安感はそれほどありませんし、配当利回りはほどほどの高さです。自己資本比率は50%をなんとか越えています。有利子負債倍率(有利子負債=借金の返済負担の重さのことで、数値が低ければ負担が軽いことを意味しています)はまずまずで、利益剰余金は有利子負債のほぼ2倍になります。
過去4年の業績は以下のように推移しており、コロナ禍で利益面が落ち込みましたが、ここのところ好調で2023年3月期は過去最高益でした。
配当については、連結配当性向40%以上とする方針で、以下が実績と予定です。
2022年4月28日に開示していた中期経営計画では、経営目標を以下のように公表しています。個人的にはややぼんやりとした目標のように感じました。
コマツと言えば株主優待ですね。
こちらはコレクターがいそうです。
獲得条件は、基準日(※1)に300株以上保有し、かつ、保有期間が3年以上となる株主が対象です。
※1 基準日:毎年3月31日
※2 「保有期間が3年以上となる株主」とは、毎年3月31日および9月30日現在の株主名簿に、同一株主番号で、基準日を含めて7回以上連続して記録された株主
現在の株価は3810円で、直近の目標株価4525円とやや乖離があり、株価上昇の期待はあります。
10月27日に開示を予定している2Q決算前後で株価の動きがありそうです。