仕事でたまたま会った相手が、同じ高校の出身で、さらに驚いたことには、卒業年度も同じであることがわかった。それまで、丁寧語で話していたのが、急に「おれ」「お前」で田舎の方言となり、しばらく高校時代の昔話をしてしまった。卒業してから、もうだいぶ経ち、上京してからは、母校の近況はまった知らなかったが、大きく変わっていたようだ。
何と言っても一番の変化は、母校が男女共学になっていたことである。旧制中学以来、男子校であることを続けていたが、時流に逆らえなかったようだ。共学に対して反対運動も起きたようである。現役の生徒達の都合は関係なしに、先輩は勝手に母校が同じ環境であり続ける事を望む傾向があるかもしれない。
私の母校はバンカラ的文化が色濃く残っていて、こてこての男子校だった。それぞれのクラブには、いろいろな理解不能な習慣が残っていて、生徒達は意味もわからずそれを守っていた。中には、女性には見せられないような野蛮なものもあったと思う。
何と言っても一番の変化は、母校が男女共学になっていたことである。旧制中学以来、男子校であることを続けていたが、時流に逆らえなかったようだ。共学に対して反対運動も起きたようである。現役の生徒達の都合は関係なしに、先輩は勝手に母校が同じ環境であり続ける事を望む傾向があるかもしれない。
私の母校はバンカラ的文化が色濃く残っていて、こてこての男子校だった。それぞれのクラブには、いろいろな理解不能な習慣が残っていて、生徒達は意味もわからずそれを守っていた。中には、女性には見せられないような野蛮なものもあったと思う。
男子だけ、それも初々しい青年だけの世界では、女子は神格化され、今思うと幼い妄想が跋扈していた。たまに、女の子が何かの用事で校内に入っただけで騒ぎになっていた。一方、女の子からみると、私の高校は頭脳は少しだけ良い方かもしれないが、不潔で野蛮な集団に見えたのだろう。今一つ不人気だったと思う。「気をつけよう。暗い夜道と???校」という標語があったほどだ。
その学校に女子生徒がいるとは驚きである。
まあ、縁あって自由で面白い校風の学校に入ったのだから、女子生徒の方々もそれを適当に楽しんでいただきたい。そして、男子生徒諸君も、昔のことは気にしないで、みんなで新しい校風を築いていかれたら良いと思う。
私の私的感想は、一言で表現すると、「うらやましい。」である。
まあ、縁あって自由で面白い校風の学校に入ったのだから、女子生徒の方々もそれを適当に楽しんでいただきたい。そして、男子生徒諸君も、昔のことは気にしないで、みんなで新しい校風を築いていかれたら良いと思う。
私の私的感想は、一言で表現すると、「うらやましい。」である。