最近急に中学受験が気になってきた。すると自分の周りの人達も気になってきた。
私がお世話になっている会社には、良いと言われている大学出身の人がたくさんいる。そういう大学の理科系の学部では、大学院に進学するのが当たり前になっているとのことで、その会社でも修士、博士がたくさんいる。特に高学歴者が多い研究所などでは学士の肩身が狭いくらいだ。
彼らの出身高校を聞いてみると、東京、神奈川の人達の多くはいわゆる偏差値上位校出身であることがわかった。私立の有名校の出身者もいる。
私のとなりの席の男も、出身校が例の私立御三家の一つだったのだ!なんか急に一目置きたくなった。おそるおそる、塾の事を聞くと、やはり行ってたという。毎週試験で宿題も多く大変だったらしい。彼は、私と同年代なのだが、小学校から勉強してたんだな。。まあ、性格も勉強に向いてたのでしょう。
彼が入学した中高一貫私立校では、文部省(今は文科省)ではなくその学校独自のカリキュラムに従って授業を進め、大体高校1年で普通の公立校の授業内容を終えてしまうという。あとの2年間は志望校に応じた受験勉強に励む。そして、その時にも有力な塾や予備校に通うという。ほとんど予備校生だ。
一方、私が通っていた高校は、一応進学校だったので、高校3年の後期は午前のみの授業で、午後は受験準備をするため授業がなかった(自習時間ということになっていた。)が、上に書いたような私立進学校とは準備期間の差は歴然。2年と半年では元々の土台が違っていたのだ。学校に行く意義は、勉強だけでなく人間形成のためでもあると思うが、こと受験勉強についてはたくさん時間がある方が有利と言わざるをえない。
今頃ぶつぶつ言っても遅いが、高校時代ほとんど勉強せずせっかくの午後の自習時間も遊んでいた私などは、最初から戦えるわけがなかったのである。
(続く)