実は息子の影響で、アニメ「イナズマイレブン」にはまっています。
100話を越える長編ですが、ネットやビデオでせっせと見ています。
その名のとおりサッカーがテーマの作品で、ぶっとんだ必殺技もすごいんですが、登場するキャラクターもファッション、髪型を含め大変個性的です。
ストーリーはと言うと、弱小チームがしだいに成り上がり、すごい選手が集まってきて日本一のチームになり、さらにスターが集まって世界大会で優勝するというよくある話がベースです。
ところがところが、これに学校を破壊する 宇宙人みたいなのがで出てきたり、さらには神様や悪魔まで現れ世界選抜チームと戦うみたいな(まるで「リングにかけろ」を思い出すな。。)オプションがたくさん盛り込まれており、いってみればめちゃくちゃなSF・スペクタクル・お笑い(?)ごちゃまぜのエンターテイメントと言える作品なんです。
一見場当たり的のように見えますが、サッカーを利用した国際的陰謀が影に見え隠れしていて、これを追及する刑事が初めから終わりまでちゃんと登場したり、行方不明の主人公のおじいさんが現れたり、ストーリー全体のまとまりはなんとなくできています。そう考えると、この作品を作っている人の構成力はとてもすごいと思います。
もしかしたら、大変な思慮のもとにはじめからしっかりと作品全体が構成されていて、それにいろいろな遊びを入れているのかもしれません。
この作品は、もともとは、DSのゲーム、マンガ、アニメ、カード、アーケードゲームなどたくさんのメディアがタイウアップしたコラボ作品だったようですが、ゲームはとりあえず発売された時点でストーリー全体の完結性を持っているので、これがアニメの方に反映され全体のまとまりを生んだのかもしれません。話の芯がしっかりとしているので、色々な遊びも入れ易いのかもしれません。
このようなことは、まだ連載中の漫画を原作とするアニメの時には無かったことです。とても興味深いですね。
メディアが多様化した今日の創作活動の未来に向け、さらに発展する可能性を秘めた明るい希望をもてる現象かもしれません。
最初のイナズマイレブンは終了しましたが、すでにテレビ東京で続編の「イナズマイレブンGO」が始まっています。期待しています。
まあ、息子がいなかったら、イナズマイレブンは見てなかったですね。いつの時代も子供番組は面白いんですね。