11・2火曜日にCOOL JAPAN TOKYO-CONFERENCEというイベントに行ってきました。海外の人達には日本のいろいろなものが「クール」に見えるとのことで、やや元気ない日本の活力源にできないかと経済産業省が主催したイべントです。(公式サイトのURLは http://www.cj-conference.jp/)
クール!の中にはマンガやアニメも含まれているので、何かとりあげられていないかな?と思い聴講してみたんですが、あまり関係なかったようです。アート、デザイン系の展示が多くお客さんもそっちの方々が多いので、おっさんの私はとても浮いてしまった感じがしました。もっとも、一人で宝塚を観に行った時よりははずかしくなかったですが。。
たぶんその分野の業界では有名なゲストがパネリストとなり、いくつかのセッションが設けられたんですが、私は、仕事や家庭の用事があり、「あなたのCOOL JAPAN」というセッションのほんの一部だけしか聴けませんでした。ちょっとだけしか聴いていないのでどうのこうの言うのは申しわけないですが、私が聴いた部分だけで言うと、私には退屈でした。趣旨を私が理解していないのかもしれませんが、すでに始まっている試みの紹介や宣伝 が多く、ぶっ飛んだ提案や、あぶない話はなく、会場も大人の雰囲気であまり熱気が感じられませんでした。
経産省にそこまで要求するのは酷なことかもしれませんが、やはり、真面目なイベントだったようです。
「クールジャパン」が本当に存在するのかわかりませんが、民間でやれと「仕分け」されそうなイベントかもしれません。実際研究したり議論して何かわかるものかどうかも疑問です。マスコミにもあまり採りあげられていないようですね。
ただ、今の日本を保存したり記録するアーカイブは必要で、これは国がやるべきではないでしょうか?例えば、日本は国立美術館や博物館がとても貧弱ではないでしょうか? 大英博物館、ルーブル美術館のように、海外の方が日本に行ったらぜひ立ち寄ってみたいというアーカイブはないですよね。もっと増強してもいいと思いますがどうでしょう?即効性がなくとも100年、200年のスパンで考えると結局は採算面でも必ずプラスの方向になるものだと思います。余計な箱もの作って負の遺産になるものではありません。 ただし、経産省ではなく文科省の管轄ですね。