とうとう「テレビくん」まで話がたどり着きました。あとは、水木先生の快進撃のはじまりです。
 
鬼太郎、悪魔くん、河童の三平という水木先生の代表作がリメークされテレビ化もされ、個性的な水木作品がしだいに世の中に受け入れられていきます。
 
少年マガジン創刊十周年記念号の表紙に当時の売れっ子マンガ家達の写真が掲載されたものがありますが、水木先生は手塚先生のとなりです。ビッグコミック創刊では当時のマンガ家ビッグ5として、手塚治虫、石森章太郎、さいとうたかお、白土三平とともに水木先生が入っています。すごいものです。
 
「ゲゲゲの女房」はここで終わってもいい感じですが、ほとんどが貧乏話なのも普通の人はつまらないので、あとの2ヶ月の放送は売れすぎて大変だったり、個性的なアシスタントのエピソードが登場するのでしょうか?
 
売れた後の水木先生は、近藤勇、南方熊楠、ヒットラーなどを水木先生の視点で描いたり、昭和史を描かれています。 長井さんや桜井さんとは終生つきあわれて本も出版しました。苦労された南方にも行かれました。水木先生なりのマイペースで仕事をされているように思います。
 
昭和の大物マンガ家がつぎつぎと早世されていますが、いつまでもお元気でいられることを願っています。
(とりあえず、この話題は終わり)