朝ドラでゲゲゲの女房が始まってから、水木しげるとその周辺の資料をひっぱり出してひさしぶりに読 んでいます。大体が昭和に出版されたものなので、本当にひさしぶりのものばかりです。
このあいだは、桜井昌一さんが東考社から出版した桜井文庫の「劇画風雲録-ぼくは劇画の仕掛人だった-(上巻) 」「 劇画人列伝-ぼくは劇画の仕掛人だった-(下巻)」を読みました。これは、桜井さんが1978年にエイプリル出版から出された本に、別なところで連載した劇画人列伝を追加して上下巻にしたものですが、朝ドラの脚本では、いろいろなところで参考にしたようです。
貸本マンガにいきづまって、業界紙で成功したというマンガ家をたずねたシーンもこの本に書かれています。本当に水木先生と桜井さんがそのマンガ家をたずねていき、家のまわりをぐるぐるまわったようですね。
また、今日の朝ドラで深沢さんが桜井さんのことについてしゃべっているシーンがありましたが、桜井文庫の巻末に長井さんが桜井さんについて分析した内容そのものです。
長井さんと桜井さんは深いきずなでむすばれていたようですね。(続く)