今日の「ゲゲゲの女房」ではアニメ鉄腕アトムのテーマがところどころで出てきましたね。昭和38年になったようです。桜井昌一さん(ドラマでは戌井さん)も東考社を立ち上げ悪魔くんが出てくる時期になりました。
私が水木先生にお会いしたのは、とある同人誌が開催したイベントで、水木先生のほか、つげ義春先生、山川惣治先生の色紙などが展示即売されていました。(今考えると入手しておけばよかったと思います。)
そのイベントで水木先生を囲んで談笑する場があり私も同席させていただいたのです。
その時、ちょっとだけ手塚先生の話題が出たのを記憶しています。ある出版社が漫画家の先生達を招待して海外視察ツァーみたいなものを企画した時の話です。いろいろな先生達に声をかけたのですが、参加するとの回答を出されたのは、手塚先生と水木先生だけだったそうです。手塚先生はそのような企画には大変前向きに対応する方だったので、きっと大変のり気だったのでしょう。一方水木先生は、素朴に海外に行きたかったのかもしれませんね。
とにかく、その企画に賛同したのは、手塚先生と水木先生だけだったということでした。そのときいろいろな方々が話されていたことの断片をまとめると、どうも、他の先生達は手塚先生と同行するのを遠慮したという説が語られていたようでした。業界では、手塚先生はとても偉い方なので敬遠されたのかな?なんとなくかわいそうな感じですが、私も同じ立場では少し気後れしたかもしれません。
そして、手塚先生と水木先生だけで外遊されたとのことです。(さだかではありません。こんどちゃんと調べてみます。)
だいぶ後から何かの本で読んだのですが、水木先生は手塚先生をライバルだと思っていたふしがあります。手塚先生はどうだったかわかりませんが、ご両人には何かの縁があったのかもしれません。(続く)