今朝のニュースによると麻生内閣の支持率がさらに低下したとのことだ。私はここで政治のことを書く気はない。ただ、麻生首相については残念に思うことがある。

麻生さんは、とてもマンガが好きでも今はよくわからないが秋葉原の若者に支持されていたということを聞いたことがある。ご本人のことはまったく知らないが、なんとなく奔放に育った若様がそのまま大きくなり齢を重ねて今に至ったようなイメージを持っている。政治家・実業家の家系に生まれたので政界に入り、いい地位にまで上り詰めてしまったが、マンガはずっと好きで読んでいたのだろう。

私は以前からマンガ、アニメ、おもちゃなどの資料を収蔵する国立博物館が日本にきちんとあってもいいと思っていた。そして、麻生さんがマンガに理解があるどころか愛読までされていたと聞き、いずれ国立マンガアニメ玩具博物館の設立を麻生さんに陳情できないかなどと勝手に考え、麻生さんに期待していたのだ。一人の政治家ができることかどうかわからないが、実力者ならなんとかできるのかな?と考えていた。

ところが麻生さんは首相になってしまった。総理候補くらいの時ならまだしも、一国の首相ともなるとすべての国民に平等でなければならないので、マンガの博物館などに動いてもらえるわけはないだろう。
この意味で残念と思ったしだいである。

でも、日本が世界に発信したものでマンガ、アニメの影響力はとても大きいと思う。少なくともこの領域では世界中の人が日本を尊敬してくれていると思う。時代とともに資料が四散している現状で、今が記録を残す最後のチャンスだと思うんだけどな~。