2003年4月7日は、アトムが生まれた日ということになっています。これにあわせて、いろんな所でイベントが企画されているようです。日本は、世界で最も工業用ロボットが普及している国ですが、アトムの影響のおかげというわけで、普段お堅い工学系の学会まで何かイベントをやろうとしています。
ファンにとっては、うれしいかぎりですが、よく考えてみると何でそんなに大騒ぎするのかなとも思います。アトムが雑誌に連載されていたり、テレビアニメとして放映されていたのは大分前で今の子供達はもちろん、20代くらいの人は生アトムの体験はないはずですよね。よく広告などのキャラクターに使われているんでアトムの絵はみんなどこかで見てると思いますが、作品の内容をよく知ってる人は、30代以上の人でしょう。
イベントのプロデュースをしたり、決定権を持ってるのは、アトム世代の人なので、アトムイベントが企画されるんでしょうが、若い世代は、ピンとこないかもしれないですよ。ただの回顧展になっちゃうのが心配です。
でも、少なくともアトム世代は、会場に行ったら元気になるはずです。自分が一番多感で感性がしなやかな時期に触れていたものですからね。アトムは。アトムのいろんな展示を観て、そのたびに昔最初に観たり読んだりした時の忘れていた記憶を思いだし、きっと歓声をあげることでしょう。
一緒に来ている彼らの子孫(つまり、息子や娘)は、仕事ばかりしてたり、生活に疲れたりして、くたびれている自分の親から、普段はない熱気を感じ、驚くかもしれません。30代、40代は、一番忙しい社会生活をしている世代ですものね。一生懸命生きてて、ちょっと前の事、忘れても無理はありません。
アトムを媒体として、昔のことを目を輝かして語る親に触れ、子供達は、ちょっと、自分の親を見直すかもしれません。そして、子供たちが、そんな親を素敵だと思ったら、次に、親達の世代のアトム体験をうらやましく思い、自分たちの「スペシャル体験」を探し始めるに違いありません。もしそうなら、アトムイベントの最大の成果かもしれませんね。
(2002.4.20作成)
ファンにとっては、うれしいかぎりですが、よく考えてみると何でそんなに大騒ぎするのかなとも思います。アトムが雑誌に連載されていたり、テレビアニメとして放映されていたのは大分前で今の子供達はもちろん、20代くらいの人は生アトムの体験はないはずですよね。よく広告などのキャラクターに使われているんでアトムの絵はみんなどこかで見てると思いますが、作品の内容をよく知ってる人は、30代以上の人でしょう。
イベントのプロデュースをしたり、決定権を持ってるのは、アトム世代の人なので、アトムイベントが企画されるんでしょうが、若い世代は、ピンとこないかもしれないですよ。ただの回顧展になっちゃうのが心配です。
でも、少なくともアトム世代は、会場に行ったら元気になるはずです。自分が一番多感で感性がしなやかな時期に触れていたものですからね。アトムは。アトムのいろんな展示を観て、そのたびに昔最初に観たり読んだりした時の忘れていた記憶を思いだし、きっと歓声をあげることでしょう。
一緒に来ている彼らの子孫(つまり、息子や娘)は、仕事ばかりしてたり、生活に疲れたりして、くたびれている自分の親から、普段はない熱気を感じ、驚くかもしれません。30代、40代は、一番忙しい社会生活をしている世代ですものね。一生懸命生きてて、ちょっと前の事、忘れても無理はありません。
アトムを媒体として、昔のことを目を輝かして語る親に触れ、子供達は、ちょっと、自分の親を見直すかもしれません。そして、子供たちが、そんな親を素敵だと思ったら、次に、親達の世代のアトム体験をうらやましく思い、自分たちの「スペシャル体験」を探し始めるに違いありません。もしそうなら、アトムイベントの最大の成果かもしれませんね。
(2002.4.20作成)