

前振りが長くなりましたが、基本的にジャングル大帝グッズは、アニメ放映時に発売されたもので、アニメ版に拠るものがほとんどです。でも、例えば、今井科学から出ていたプラモデルには、マンガ版だけに出てくるレオとねずみのコンビがいかだにのっている構図で造形されています。たぶん、アニメ化の前に構想されていたか、アニメではなく、マンガをもとに企画されたため、このような違いが出たと思われます。まあ、どちらもジャングル大帝には、違いないのでいいですが、アニメとマンガが同じ物という感じがあって、発売されたおもちゃももマンガに似たり、アニメに似たりと統一されていない例が当時良くありました。アニメじゃないけど、マグマ大使は良い例です。
話をジャングル大帝に戻しますが、ジャングル大帝は、カラーアニメの先駆けといわれています。このせいか、提供は三洋電機で、カラーテレビの宣伝とタイアップしていました。確か、「ニッポン」というやつだったかな。店頭ディスプレイや販売促進グッズもありました。宣伝の効果はわかりませんが、今でもジャングル大帝とサンヨーカラーテレビを関連して覚えているので、サンヨーさんとしても、まあまあ宣伝効果があったのではないのでしょうか。
当時。プリキ立体歩行物のおもちゃが全盛で同型で多くのキャラクターが作られています。でも、レオは、ライオンなのでもちろん四つんばいです。このため、レオは、犬のおもちゃのギミックが流用されたようです。このせいか、ライオンなのに、ワンワンと鳴くレオのおもちゃが作られたりしました。
また、動物らしくするため、表面に毛がついている布がかぶせられている、いわゆる、シール物仕立てになっているものが多くあるのも特徴です。ブリキコレクターは、シール物を嫌う傾向があり、相対的にジャングル大帝物は、安めの価格でした。今でも、ややその傾向が続いているようで、何故か、ジャングル大帝は、アトムより安いのです。マンガは古いのにね。
今回は、とりとめない話を書きましたが、しばらく、キャラクターごとに、関連グッズについて書いていきたいと思います。
(2001.5.20作成)