真剣な話 | SU-Ⅲ 電脳紀 Second

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基本的に雑記ですが、情報系の事も書きます。

教育現場に関するニュースや番組が最近よく行われています。

特に大きな悩みも持たず、そして大きなトラブルも見たことが無かった俺にとっては信じがたい事実です。

先日は中学生が自殺していたことが分かった件でかなり大きな話題になりました。

つい最近にも同じく中学生が自ら命を絶つようなことがあったみたいです。



いじめに関するこのような話題になるたびに怒りの矛先が向けられてる気がしてならない学校ですが、

果たして100%学校の責任なのでしょうか。

最近のものに限らずです。

もちろん気づいているのに黙認したというケースは問題ですが、

先生の目の届かないところで行われていることだって十分考えられるじゃないですか。

それを全て担任の先生や学校側の責任にするのはさすがに理不尽だと思います。

それにいじめていた方にもほかの問題があったのかもしれません。(もちろん行為自体は問題)

いじめが起こるからといって校内に監視カメラを設置するだの罰則を付けるだの

昼のニュースで意見募集があったのを前に見ましたが腹が立ちました。

個室の中にまでカメラつけれんのか?誰が良し悪しをジャッジするのか?

カメラが見てるからいじめをしない。罰則があるからやらない……

裏を返せばカメラがないところでやればいい。見つからなければ証拠もないし罰則を受けない。

罰則を受けたくないからやらない。

根本的な解決にはなってないです。

最近は新聞にもいじめられてる子たちへのメッセージが載ってますが、個人的にはあれもどうかと。

他人からされたことに対しての感じ方は人それぞれ違うわけで、

今がつらい人にとっては体験談を聞いたところで自分の方がつらいと思ってしまうかもしれないからです。



夕方には新人教師が自殺したことについての裁判のニュースも見ました。

これについてもニュースを見る限り自分の仕事について

真剣に考えていたふうだけあって残念としか言いようがありません。

子どもに問題が起こればすぐ学校が標的になるということが

このようなことの原因ではないかとやはり考える。(まあ怪物親の問題とか言ってるときりがないけど)



結局どうすればよいのかと。

俺は”誰かがいる”、”加害者を新たな標的にしてはいけない”ということぐらいしか考えられません。

誰か理解者がいるだけで違うと思います。

それは家族や友人に限ったものではないです。

困っている人とあまり接点が無い人の中にも

本当は目の前で起こっていることを放っておいてはいけないんだと思っている人だっているはずです。

そういった人たちでも、誰か力になれる人がいたらこのような事態を減らしていけるのではないでしょうか。

俺は見て見ぬふり=加害者は間違ってると思います。

だからといってクラスメートを失うということは、自分のペンや教科書を失うのとはわけが違うんです。

また加害者が悪いことをしていたからといって復習というのも結局永遠と問題が収束しません。

取り返しのつかないことになる前に、

一人でも、困っている人の前に勇気を持ってヒーローになれる誰かがいればいいなと思います。



また今年の夏、人権標語やら人権ポスターやらが小学生や中学生の課題で出されるんでしょうね。

法律の授業で内職しながらも結構真剣に聞いてた話なんですけど、

人権ポスターはともかく人権標語ってどうなのということ。

人権ということ自体は大切なことだけど、それをたかだか17字程度に収めてしまうのはなぁ……。

こういうのは何かの形で表現する宿題じゃなくて学活で取り組めばいい話だと思う。

作品としてできを評価するなど論外。




長々と暗い話題になってしまいましたね。

とにかく皆が明日も来ようと思える教室が増えることを祈っています。