2月5日の日経新聞より



大豆油は1年で2割
原料高騰響く




大豆油やヒマシ油など植物油の国内取引価格が一段と
上昇している。
大豆など原料相場の高騰を背景に、製油各社が取り組む
製品値上げが浸透しているためだ。
代表油種の大豆油は一年で二割上昇した。
原料高は年明け以降も続き、植物油は全般的に
さらに値上がりする可能性が高い。



どこまであがっていくのだろうかーーー
食品価格も、あがってます。




食品高騰
数日まえのニュース


毒性があるために食料に適さない植物「ナンヨウアブラギリ」
(ヤトロファ/ジャトロファ)をベトナムで植林し、
種子を輸入してバイオディーゼル燃料を製造する
ユニークなプロジェクトがスタートする。

地球温暖化対策として、植物を原料にしたバイオ燃料が
世界的に脚光を浴びているが、食料であるトウモロコシや
サトウキビなどを原料にしているために、
需給が逼迫(ひっぱく)して穀物価格が高騰するといった
弊害も出ている。
ナンヨウアブラギリを有効活用することができれば、
こうした問題を解決できることになる。

このプロジェクトに取り組むのは、中小企業がもつ優れた技術の
活用を支援しているNPO法人(特定非営利活動法人)の
日本技術振興会(東京都港区)。
ナンヨウアブラギリを原料にしたバイオディーゼル燃料の実用化に向け、
ベトナムの国立タン・タイ大学、国営商社のタン・タイ・ジョイント・
ストック・カンパニーと、ベトナムでのナンヨウアブラギリの植林と、
種子を全量調達する契約を結んだ。

来年、ベトナムで2万ヘクタールのナンヨウアブラギリを植林し、
1万2000トンの種子を輸入する計画。初年度のバイオディーゼル燃料の
生産量は年間約3万6000トンになる見通し。

ベトナムでの植林面積は2015年までに100万ヘクタールに拡大。
種子の輸入量も年間960万トンに増やす。
これに伴いバイオディーゼル燃料も同288万トンを製造する予定。

バイオディーゼル燃料は、ディーゼルエンジンの燃料である軽油の
代替として使われる。当面、農家を販売先に想定しており、
農機や施設園芸用の燃料として売り込む考えだ。

 
日本技術振興会の清水自朗理事は「1リットル80円程度で供給できる」と話す。
原油の高騰で、軽油の価格は1リットルあたり132円台(最新の全国平均価格)に
まで高騰しており、安価なうえに地球にやさしい同燃料の需要は多いとみている。

一方、搾油過程で排出される絞り粕も肥料に加工して販売する。
さらに、ナンヨウアブラギリは樹齢が10年を過ぎると実がつかなくなるため
10年をすぎて不要となる材木も輸入して建材、家具材、
製紙原料として利用する計画だ。
(うーーーん。樹齢10年すぎると実がつかなくなるって、、、
そんなことないのでは・・・)



【用語解説】ナンヨウアブラギリ

 トウダイグサ科に属す中南米原産の落葉低木。ジャトロファ、ヤトロファとも呼ば
れる。樹高は3~8メートル程度。やせた土地でも成長が速く、干魃(かんばつ)や
病気にも強い。重さが600ミリグラム前後の黒褐色の種子をつける。種子は油分が
多く、種子重量比3割程度の油が取れ、せっけんやロウソクの原材料になる。種子は
毒をもつ成分を含むために食用には適さない。
2月15日に外務省と国際連合工業開発機関(UNIDO)の共催で
 「アフリカにおける持続可能な開発のための
環境とエネルギー(バイオディーゼル)」
 

のテーマでシンポジウムがあります。


ケニア・ガーナ・スーダン・マリ・マダガスカル・タンザニアなどにおける
現状や取り組みが発表される予定です。

Jatrophaの分野では、BPと提携しているD1のアフリカ地域CEOや
マダガスカルのコミュニティーベースからスタートし、
すでにロンドンのAIM市場に上場しているGEMなど先頭を走っている企業がいらっしゃいます
(D1もAIMに上場しています)。

彼らと並んで(しかも彼らの後に・・・)NBF合田社長が発表させていただきます。

日本企業の中ではJatrophaを精一杯やっている自負はありますので、
背伸びせず淡々と発表させていただこうと思っております・・。と
合田社長も申しております。




ご関心のある方は、UNIDOの東京事務所に問い合わせてみてください。


ペコリ
CDMの第一人者である大串先生の日本スマートエナジーさんと共催セミナーです。

詳しくは、ココ


我がNBFの合田社長が、ヤトロファの事業モデルについてお話させていただき、
スマートエナジーの根岸戦略投資部長が
バイオ燃料CDMに関してお話くださいます。

2007年12月に出た、バイオ燃料分野で活用できそうな新たなCDM方法論に
関心がありますので、根岸部長のお話は、大変興味深いものになると
期待しております。


バイオ燃料・CDM・ヤトロファのキーワードで関心をもたれる方は
是非いらっしゃってください。

座席の関係で定員がございますので、お早めにお申し込み願います。

お申し込みは、下記でご確認願います。

http://www.smart-energy.jp/address.pdf

http://www.jca.apc.org/%7Ejanni/seminar.htm

日本インドネシアNGOネットワーク主催

第67回JANNI連続講座

インドネシアにおける
Jatropha Curcus (ナンヨウアブラギリ)の
状況について


講師:三本木一夫 氏
(日本植物燃料株式会社 取締役農園部・研究開発部部長
 神戸熱帯農業研究所所長)

日 時:2008年2月8日(金)午後7時~9時(午後6時半開場)
場 所:真生会館 第7会議室(4F)
 〒160-0016 東京都新宿区信濃町33番地 Tel. 03-3351-7121
  JR総武線信濃町駅降りて徒歩1分。
資料代:1000円(JANNI正会員 500円)

●講座の内容  

石油を中心とする化石資源に依存し過ぎた狩猟型エネルギー文明は、
地球温暖化や大気汚染、森林破壊などの様々な地球環境問題を
生み出してしまいました。

昨今のバイオマスを中心とする再生可能エネルギーの導入や
省エネルギーの取り組みは、新しい文明、耕作型エネルギー文明への
転換のチャンスとなり、
全世界に共通する地球規模の重要な課題となっています。

そのなかでも、Jatro pha Curcas(ナンヨウアブラギリ/ヤトロファ)
の油は、注目されております。
その特性は、非食用油、乾燥に強い樹木で、
乾燥した未利用地を緑化するとともに、食用と競合しないエネルギー作物です。
インドネシアにおいても、最も注目されている
有用作物といっても過言ではありません。
今回は、インドネシアにおけるヤトロファの状況を中心に
お話させていただきます。


●講師紹介
三本木一夫(さんぼんぎかずお) 1957年奈良生。
神戸大学農学部卒(1980)。神戸大学大学院農学研究科修士課程修了(1982)。
神戸大学大学院自然科学研究科博士課程中退(1983年)。
専門は熱帯有用植物学。1983年 UCC上島珈琲株式会社入社、
その間、ジャマイカ、インドネシア駐在。2003年退社。
2003年神戸熱帯農業研究所設立。
2007年日本植物燃料株式会社入社 現在取締役農園部・研究開発部部長 


●お問い合わせ
日本インドネシアNGOネットワーク(JANNI)
東京都台東区東上野1-20-6 丸幸ビル5階
Tel. 03-5818-0507 Email: janni@jca.apc.org
Homepage:http://www.jca.apc.org/~janni/








あまりにもバタバタしているうちに、2008年になりました。
送ればせながら、明けましておめでとうございます。

リムくん担当の、インドネシアの農園では
スクスクとヤトロファが育っております。



jatrophaリム


今年も、ぐいぐいとヤトロファが育ちますようにー。

いい流れになってきてるニュース!

バイオ燃料に優遇税制、
混合分をガソリン税免除に


8月12日9時45分配信 読売新聞


 経済産業省は、地球温暖化対策につながるバイオ燃料の普及を後押しする
新たな優遇税制を、来年度にも導入する方針を明らかにした。

 ガソリンにバイオ燃料を混ぜた場合、バイオ燃料分のガソリン税を免除する。
同省と農林水産省、環境省が共同で来年度の税制改正要望に盛り込み、
政府税制調査会で本格的に検討される見通しだ。自動車などの運輸部門で、
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量を減らすため、
税制面で支援する。

 具体的には、バイオ燃料をガソリンに混ぜた場合、
1リットル当たり53・8円のガソリン税(揮発油税と地方道路税)を、
軽油に混ぜた場合は同32・1円の軽油引取税を、
それぞれバイオ燃料分について非課税とする方針だ。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070812-00000102-yom-bus_all
 今日から北スマトラ州の中心の町、メダンで事務所兼住居となる物件を探し始めました。

 カウンターパートの会社の秘書をしている華僑のベティさん(ベティ・ブープにちょっと似てるのは偶然なのか?)に情報を収集してもらい、いくつかの物件を見てきました。ベティさん仕事が早くいつもてきぱきといろんな仕事の手助けをしてくれます。

 中国に住んでいた時の部屋探しの基本は、家具付きが当たり前、契約したら翌日には入居できるような便利な物件が多かったのだけど、こちらはちょっと勝手が違う。

 どうやら、標準的な物件は2タイプ。1つは、いわゆるうなぎのネ寝床的な細長くて狭い敷地に建った3~4階建ての小さなビルタイプ、もう1つ広めの敷地に建てられた1~2階建ての民家タイプ。

 今日は、3つの小さなビルタイプの物件を見ました。1つは、中古、2つは新築。

 中古物件の立地は「安全」だという。その理由は、カラオケ街の中に立地しており、夜中の2時、3時まで賑やかなので、泥棒が入る時間がないそうな…
 古さの割に高いので却下。

 最初の新築物件はこちらで、コンプレックスと呼ばれるガードマン付きの集合住宅に入っている1棟。ちょうど内装工事をしている最中だ。全フロア間仕切りがないのが気になった。
「これから作るの?」
「いや、作らない。」
「え………」
全然使えねー。

 「賃貸物件」の札を探して、後続の車にクラクションを押されながら町中をゆっくり走って見つけたのが、2つ目の新築物件。中心街から一番近い。
 こちらも内装未完。どうやらメダンの不動産探しでは、新築物件は、入居者が決まってから内装を完成させるのが普通らしい。
 縦長の建物を前と後ろの2つに分けるように階段が設置されている。ちょっと不思議な物件だが、今日見た物件の中では一番まともに見えた。でもやっぱり使い勝手が悪そう。しかも、賃貸は、3年以上の契約で一括払い。この物件にそこまで懸けるのはちょっと…。

 おまけに内装完成までには2ヶ月かかる。
「そんなに待てねーよっ!」と思いつつも、これは、満足(妥協!?)できる物件に巡り会うまでに同じくらい時間がかかりそうだなと感じているちょびひげです。
あせらず、じっくり見て回ることにします。

ちょびひげ筆

どんなところでヤトロファは栽培できるの?

っという質問をされましたので、お答え。



jatrophay油脂量


みどりの部分が、ヤトロファの栽培に好適な地域です。

年間雨量400ミリ以下でも、ヤトロファは育ちます。


ただ、育つ!っとなれば、もっと緑色は増えますよ。




jatropha油脂比較


ヤトロファは、パームの80%

大豆の10倍、ナタネの6倍の油脂生産量をほこります。


ヤトロファ1粒の35%ぐらい、油脂を含有している。


タンパク毒性をもっているので、食べてはいけません!

非食用油だからこそ、大豆やトウモロコシやパームみたいに

食料マーケットと競合する!っていうことが、ないのです。