昨日1週間の短期リハビリ入院を終え家に帰って来た。息子が運転してくれ妻と共に迎えに来てくれた。月曜から土曜までの短い入院生活ではあったがそれなりに有意義だったと思う。今まで月1の通院リハで理学療法PT・作業療法OT・言語療法ST各40分、計2時間のメニューだったが、今回はPT・OT各1.5~2時間にST40分プラス自主トレ(ベッドや廊下)と虎の穴に修行しに来ているみたいだった。日中、移動・食事・シャワー以外は夜を除いてほとんどベッドに横になる事はなかった。自室にトイレ・シャワーがあると人の目を気にすることもなく移動が少なくて済み楽だった。
PTでは歩行時の後ろ側への転倒を防ぐ前のめりの歩行・ストレッチを中心に運動した。OTではもっぱら指先と手の運動。後半、字を書くトレーニングをやったが見本を見ながら模写する事と紙に対する圧と滑りがいい「鉛筆」を使うという事でだいぶ回復する事がわかった。STは一番効果が明確で、やればやっただけ話がスムーズになった。声の大きさとか発声の長さなど日頃のカラオケ効果がだいぶ功を奏しており、アクセントに注意しゆっくりはっきりを意識する事が重要だ。
折角入院しているので「無呼吸症候群」の検査もやり一晩で40回ほどの無呼吸があったらしいがCPAP(人工呼吸器)をするまでではないとの事だった。
この病院には難病支援センターがあり新潟患者会の会長さんがよく来るとの事でお話しをする時間をとってもらった。70過ぎには見えない皮質性の小脳変性症の方だったが初めて同病の方とお会いできいろいろな話をさせてもらった。罹患して15年位らしいがそんなに症状は酷くなく羨ましく思えた。MSAの方はやはり少ないとの事だが、とにかく歩く事で進行を抑えている方もいるらしい。難病のブログの存在はご存知なく逆に情報量の多さに感心されていた。この病気になるとほとんどの人が会社をクビになるのだがあなたはそうではないので羨ましい・・という言葉が印象に残った。
新大病院で検査入院したと時の担当医の方がこちらの病院に移動されたのも縁を感じた。
1週間を通して血圧はいいライン(寝てと起きてと変化も確認)で落ち着いており、お通じもほぼ毎日出て、体温も普通だった。
また今週から仕事に復帰するが通勤できる喜びを噛みしめて1日1日を大切に生活していきたい。


オーシャンビューの景色
オーシャンビューの景色


日本海の夕日
日本海の夕日