バレエ、感想ネタです…
興味の無い方はスルーを

ロイヤルバレエの“ジゼル”、シネマビューイングに行って来ました

開演1分前
前記事の通り、怖いもの見たさで行って…やっぱり怖かった
iPhoneからの投稿
前記事の通り、怖いもの見たさで行って…やっぱり怖かった

でも、でも、
素晴らしかった~
感動しました~
感動しました~
1幕でも2幕でも、私 涙、涙でした
生の公演でも、こんなに泣けた事はこれまでありませんでした
ズバリ
オシポワに尽きる
オシポワに尽きる
オシポワ以外には取り立てて褒められるところは、正直あまり無かった
毒を交えつつ…感想を

この日の主役、オシポワもアコスタも私は特にファンな訳ではありません。
でもあの跳躍力で踊るジゼルは凄いに違いないと、映画館まで足を運んだのです。
開演前には、今は引退したロイヤルの元プリンシパル ダーシー(バッセル)が案内役を務め、
別撮りした、主役2人の作品や役について語る様子、リハーサル風景などが紹介されました。
ダーシーは、私が唯一ロイヤルの英国人ダンサーで好きだった人
コジョカルやロホ、ヌニェスもそれぞれ良いけど、
彼女達は英国人じゃないし、ダーシー程にはときめかないので…。
以前も今も、ダーシーのように好きと言えるダンサーは、残念ながらロイヤルにはいない…

淀みなくつらつら語る様子はキャスター顔負けで、相変わらず可愛らしかった
私がファンになった時には既に引退の少し前だったので、
結局1度も生で踊る姿を観る事ができませんでした

ダーシーの姿に私のテンションは上がったまま、幕が上がりました。
オシポワのジゼルって私の中ではピンとこなくて、発売されている
も未購入でした。
アクの強い濃い演技をするオシポワが、素朴で純情な村娘を演じるなんて、
シラけて興醒めしてしまいそうな気もしていて…

でもね、大間違いでした



純粋にアルブレヒトに想いを寄せる村娘になってました

そしてもちろんテクニックは抜群
超絶
超絶
1幕のVaでは、最後のピケターンのマネージュなんて、
あんなに高速で全く崩れず回って来る人見たことないし、
煙出そうな程の“動”から、ラストは一瞬にして空気を変えて静かに腰を落とす。。。
心臓悪いのに、あんなに激しく回ったら死んじゃうでしょ
と心の中で突っ込みながらも、
と心の中で突っ込みながらも、これまでのイメージと違って、全然下品じゃない

ただ…、ところどころ、隠し切れないオシポワらしさも出ちゃっていたけど

アルブレヒトが婚約者のいる貴族だと分かった時の、驚きと戸惑いの演技、
これが今回私にとってのベストでした

もうジゼルが可哀想で、涙が溢れて溢れて…

その直後の狂乱のシーンは、ちょっとやり過ぎにも思えたところがあって一瞬冷めたけど、
悲しみがダイレクトに伝わってきて、死のシーンではジゼルのママの気持ちとも同化しちゃって、
もう泣けて泣けて

周りからもぐすぐす鼻をすする音が聞こえてきて、
私は通路側に座っていたのだけど、その通路を挟んで隣に座っていた女性は、
ハンカチで顔を覆うようにして涙を拭いながら観ていて、
こんなに観客達を泣かせるジゼルは初めてでした。
しかも映画館でですよ

休憩に入ると、その通路を挟んで座っていた女性は涙を拭き拭き席をたったのだけど、
なんと、娘の移籍前の地元教室の先生ではないですか

劇場が明るくなって私は気が付いたけど、号泣している先生に声はかけづらく、
私も同じようなものだし
こちらに気付いている様子もないので、帰りにお声掛けすることにしました。
休憩中は、別の映画館で観ているブロ友さんと
で感想のやり取り
で感想のやり取り
ブロ友さんも号泣していたそうです

そして2幕が始まりました。
素朴で純真な村娘は、アダムスファミリー…失礼
悲しみを湛えたウィリに。
悲しみを湛えたウィリに。真っ白い…というか青白いほどに白く、ほっそい(脚の逞しさは隠せなかった
)ウィリで、
顔はアダム…失礼っ
、儚げとか物憂げな雰囲気は正直無いけど、
、儚げとか物憂げな雰囲気は正直無いけど、ポアントの音を殆んどさせずに、(精)霊の感じはよく出ていたと思います。
お墓からウィリとなって蘇り、初っ端のアチチュードでの回転は、
“超高速スピン”という言葉がピッタリの、早送りしてるかのような目の回りそうな速さで、
なんかゼンマイ仕掛けのオモチャが回っているようにも見えて、ちょっと笑ってしまった
オシポワにしかできない、凄技テクニックには間違いないでしょうけど
踊りは、重さを全くと言っていい程感じさせない、無重力な世界観をオシポワからは感じました

あのカトルのVa(…Vaでいいのかな?)では、通常より音の速度を落としていたのは、
やっぱり滞空時間が長くて、降りてくるのにそれなりの時間を要するからなんでしょうね~。
4連続のグランパドゥシャは、幕まで入って行っちゃいそうなダイナミックなジャンプでした

大ラスのアルブレヒトとの永遠別れのシーン、ここでもオシポワの演技に泣かされてしまいました

最後、姿を消して手だけをアルブレヒトの方に差し出すのだけど、
この白くて細い手に切なさを感じて、更に涙が出ました

オシポワのジゼル、思っていた以上に…というかテクニック以外期待していなかったけど、
素晴らしかったです



ただ……ここまで触れてこなかった、オシポワ以外のキャストのことですが…
先ずはアコスタ、昨日もやっぱり残念でした

1幕では、踊りではアルブレヒトの見せ場らしい見せ場は無いけど、
あの外見に反して、本当に物足りない感が私にはあるんですよねぇ。
大きくてダイナミックな男らしいバレエを見せてくれそうなのに、本と見掛け倒し

2幕の2人で互い違いの方向へアントラッセするところでは、アコスタが先にドテッと落ちてきちゃって、
飛ばないし重いし

いくら相手がオシポワでも、それは無いでしょうって感じww
見せ場のアントルシャシス、絶対やらないだろうなと思っていたら、
案の定最初の8回だけで、もちろんブリゼもしない…。
ここでそんな緩い振りってあり
な振りで、もうガッカリ

な振りで、もうガッカリ

元々スタミナに問題有りと言われている人だけど、もう若くもないですものね

息も絶え絶えに倒れ込む場面は、あれは演技ではなく本物だと思います

本と、ヨレヨレだったもの

ただ、オシポワとのコンビネーションは良かったと思うし、愛も感じられました

あと、以前から思っていたのだけど、コールドにはスラッと背も高く、キレイなスタイルの人は割といるのに、
そういう人達からなかなかソリストクラスの人が育たないのかしら?ということ…。
最近のロイヤルのことは、よく分からないのですが。
そしてやっぱりコールドはイマイチ

並びがデコボコ過ぎるのもあるのか、群舞の美しさが微妙www
2幕の直前に、新人のコールドダンサーにスポットを当て、群舞の過酷さを取材した映像が紹介されたけど、
多分その新人さんらしき方、本番でミスってしまっていました

ロイヤルのコールドは不揃い…というイメージは、もはや定着しちゃっている感じもしますね

ひかるさんのミルタもかなり酷かった

グラグラだし、全く飛べないダンサーに、ミルタは無理なんじゃないかと。
ドゥウィリの茜さんのアラベスクが美しかったのは、ボリショイ仕込みだからかな

ペザントのルカくんも、笑顔が良くて生き生きとしていましたよ

カーテンコールでの、オシポワへの観客の拍手喝采は凄かったです

多国籍軍化している現状や、踊りのスタイルが全く違う、しかもアクの強いオシポワのようなダンサーの入団、
英国バレエファンはどうなんだろうな~と思っていたけど、
あの喝采は、ロイヤルでの初舞台(多分)のオシポワを、暖かく迎え入れたのだ感じられました。
あれだけの素晴らしいジゼル見せられたら、受け入れざる得ないでしょうね
私が観た映画館でも、終演後拍手が沸き起こって、カーテンコール中続いていました

ファンになったという訳じゃないけど、確かにオシポワはブラボーでした

家に帰って来てから、レッスンがあって観られなかった娘に弾丸のように舞台の感動を喋り捲り、
早速オシポワが客演したマリインスキーの“ジゼル”、注文しました

ミルタはコンダウーロワだし、マリインカのコールドは絶対に美しいと思います

明日(もう今日ですね)届くはずなので、楽しみ~~



