日本での通称はキエフ・バレエですが、“バヤデルカ”観に行って来ました
バヤデルカ、日本初演だそうです。
今回上演されたものは影の王国で終わる版でしたけど、
確かシェフチェンコは寺院崩壊のシーンまでを描いた、マカロワ版もレパートリーにあった筈…。
私の記憶が間違っていなければ

私はマカロワ版が大好きなのですが、
最終幕でソロルにしか見えない霊となったニキヤが、
ソロルを翻弄するかのように悲しみと怒り(?)に満ちたように踊るシーンが、
なんとも切なくてうるうるきてしまう

……今回の版はそれが無いのが残念だけど、
バヤデール(バヤデルカ)は白鳥の湖と並んで大好きな演目なので、楽しみにしていました

感想を簡単に記録しようと思います。
今回ニキヤに美貌のマツァーク、ソロルにはニェダク、ガムザッティはフィリピエワ。
マツァークは数年前、日興証券のCMで、白鳥のチュチュ着て踊っていましたね。
動画を探してみたけど、見つけられませんでした…。
最初に登場するマグダヴェア(マグダウィア)、
髪もやや短めで小ざっぱりとしていて、随分小綺麗な苦行僧でした

マグダヴェアと言えば、ボッボサのロン毛に嘘汚れた肌、
ボロボロの汚ったない布切れを腰に巻いて、臭ってきそうなほどの薄汚い扮装がイメージだけど、
お肌も汚れてなくて薄いクリーム色(?)のような腰巻で、やけにさっぱりして見えてしまいました

踊りの方はなかなか良かったです

バネもあるし、着地がソフトでとても静かでした。
マツァークは本当に美人





スラッとした、いかにもバレリーナらしいスタイルは抜群

ただ、思っていたほどの長身ではありませんでした。
小柄という訳じゃないけど、フィリピエワよりは小さかったような…。
先ず好印象だったのは、言い寄ってくるハイブラーミンに対するマイムに、
全く嫌味が感じられなかったこと。
例えばザハロワのニキヤだったら、高飛車に
「あたしがあんたのものになる訳ないでしょ
」
」「あんたなんかごめんなのよ
」
」っていう嫌悪感を清々しいほど丸出しにするけど、
マツァークのニキヤは、
「あなたような高貴な方が何を言うの⁉︎」
「私はただの舞姫なんですから…」
って感じで自分の身分をわきまえて、でも毅然と拒絶する…
という演技が私にはとてもしっくりきて、良かったです。
ザハロワのそれはそれで良いでしょうけど、私は身の程をわきまえたニキヤの方が好きです

踊りはとても好きなタイプでした

シェネはもしかしたらちょっと苦手?とも思ったけど、テクニックも空気感も
でした
でした
ニェダクは派手な踊りでは無いけど、跳躍も軽やかで端正な踊りは好印象

何よりこのペアのパートナーシップがとても良かったのでは、と感じられました。
ニェダクのサポートがとても上手なのかも

とにかく2人で踊るシーンがどれも素晴らしく、マツァークの踊りが美しかったので

1幕2場で登場したフィリピエワのガムザッティ、
迫力ある演技は流石という感じだったけど、2幕で踊りを見たら…
正直全く私の好みじゃありませんでしたぁ



全体にちょっと物足りなくて、少し古いタイプのダンサーに感じてしまった

技も少々危なかったので、引退も近い

それと太鼓の踊り…ダメじゃないんだけど、ボリショイのツィヴィルコが素晴らし過ぎて、
それと比較するとどうしてもイマイチに思えてしまう…。
そして、今回1番の衝撃

それは大きいパダクションの4人のダンサー。
素晴らし過ぎる程の抜群のスタイルで、小さな頭に細くて長ーい長ーい手足、おまけに美人揃い
影のソリストもこの方達だったのですが、本当に惚れ惚れするほど美しい

背もみんな高くて170はゆうに超えていて、正に“ザ・バレリーナ
”
”まるでザハロワがいっぱいいるようで、それもそのはず、
ザハロワもキエフ出身のウクライナ人ですものね

ウクライナは、スタイルが良く美人が多い国で有名なのも頷けます

そしてもちろん、見た目だけじゃなくて踊りも素敵でしたよ~
皆さんまだ若くて4人中3人はまだバレエ学校卒業して入団2年目のダンサー。
将来を期待されているダンサー達です。
ボリショイバレエ学校では、2011年は豊作の年と言われているようだけど、
キエフも負けてないです

男性も、背が高くて脚の長いダンサーが揃っていました

私が何故こんなにロシアバレエが好きなのかと言ったら、
その先ず1番の理由は、その見た目の美しさです

抜群のプロポーションは、正にバレエを踊るためのように思えるし、
こういう人達が踊ってこそ、尚美しいんですよね

その恵まれた美しい体を存分に使って伸び伸びと、そして厳格に踊るロシアンバレエに魅了されます

とは言っても、バレエを嗜む娘はもちろん日本人なのであって、
娘自身、公演に足を運ぶ度に感動と同時に嘆いてもいます

ロシア系のダンサー全てが、整ったプロポーションな訳じゃもちろん無いけど、
今回のシェフチェンコのあの4人のダンサーのことも、
あんな宇宙人みたいなスタイル、ズル過ぎだし、凄過ぎて笑えてくる
なんて言ってます

素晴らしいスタイルのダンサーは、ザハロワやロパートキナなど生でも何度も見ている私達だけど、
あれだけ揃って踊られるのは衝撃的過ぎました(笑)
本当、綺麗でした~

これだから、ロイヤルとか見れなくなってしまう…

“白鳥の湖”のチケット、買っちゃいました。
マツァーク&ニェダクで

スタイル抜群のあのダンサー達は、花嫁候補みたい?
影の王国のコールドも素晴らしかったので、
アラベスクでヒマラヤをジグザグに下って来るシーン、傾斜が一つしか無かったのは何故?狭い?
ジグザグのジグ…だけ、と言ったところ

きっと白鳥達でも魅せてくれるでしょう

シェフチェンコ、ボリショイやマリインカに負けない魅力的なバレエ団です。
マトビのゴタゴタなどもあったけど、心配は要らないようですね

ご了承下さいませ
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