8月20日ララ永眠
余命僅かだと分かっていたサビ猫のララが、8月20日午後6時43分に息を引き取った。
その日はたまたま旦那の帰宅が早めで、そして普段なら愛犬アネラや茶トラのリオナがお出迎えするところ、旦那の話によると珍しくララが内ドアの前にいて
「んねーんねー」と鳴いたという。
そしてその後、知らない間にキャットタワーの1番上まで上がっていた。
暫くしてからララを見ると、よだれを垂らして明らかに呼吸に異変が見られた。
4月頃から腹式呼吸をしており、吐血や鼻血などの症状もあった。
私が「ララ!ララ!」と名前を呼んでも、次第に瞳孔が開いて行く。
旦那が「病院行くか?」と言ったけれど、私は「分からんか!?もう看取りや!」ときつく言い放ってしまった。
そして私と旦那が見守る中、ララは息を引き取ったのだ。
普段行かないその場所を選んだのは、しんどい体でキャットタワーのてっぺんまで登ったのは、私と旦那に気付かれやすく、2人がララを見やすい場所だと思ったのだろうか·····
ララを看取った後、手頃な箱が無かったので、平たいダンボールの箱を切り開いてララの棺を作った。
そして葬儀社に連絡をして、予約を取る手配をした。
白猫キオネのときには3日待ちで、9月6日でまだ暑い時期だったため、保冷剤を使っても死臭がしていたから早めに済ませたかったのだ。
ララの口から死臭がすると、少し前から私は旦那に話していた。
もう臓器も機能しなくなって行ったのだろう。
葬儀は翌日の夕方6時に予約が取れた。
しかし6時以降は夜間料金で+5500円になる。
旦那が定時に帰らせてもらって、6時前に帰れるくらいだったが、当日の定時上がりに上司から嫌味を言われたらしい。
定時上がりでさえ、2週間前くらいから申請しないといけないなんて、誰だって急を要することはあるのに腹立たしい。
立ち会いの個別火葬で、お骨上げも含めたプランで34100円だった。
キオネの時は体重が重かったので、約6万くらいかかっている。
それでも最期は3kg以上体重が減っていたが、元々10kg近くあったので猫というより犬クラスの価格だった。
ララはマックス4.3kgくらいまではあったのに、最期は2.5kgしかなかった。
毛がフワフワで、優しい性格で、だけど他の猫たちとは反りが合わず、私と旦那にだけ心を開いていた。
愛犬アネラとも仲良かった訳ではないが、アネラはララが苦しんでいたり、誰かがカーテンに爪を引っかけたりした時も吠えて私に教えてくれる。
ララを寝かせた箱に向かって、夜中ずっとキュンキュンワンワン鳴くので宥めるのが大変だった。
そして少しでも近くに行こうとするのだ。
パウチは残るので中身を出して下さいと言われ、ララの口元に置いてあげた。
手に白い念珠を持たせ、ララを花で囲った。


葬儀中も私は泣き続け、炉の扉が閉められた時は心臓がドックンとなり握り潰されるような痛みを感じた。
一瞬意識が朦朧としたので、心筋梗塞で死んでしまうのではと思ったくらい。
1時間半くらいで火葬が終わり、お骨上げを旦那と2人でやった。
遺骨カプセルには、キオネと同様に尻尾の骨を入れてもらった。


キオネより一回り以上
小さな骨壷に収まり
葬儀社の人が
お骨上げの後で
「小さいですねー」
と言っていた。

これは一体何なのだろう。
このボックス自体を組み立てたのは数日前のこと。
下の段にはドールを飾ったが、上の段は空いていたので取り敢えず骨壷を置くことにした。
ボックスの蓋をしていると見えない。



たとえゴミでも気のせいでもいい。
私はこれがララからの贈り物だと信じて受け取ることにしようと思う。
昨夜はララの思い出話をしたりしながら横になったが、旦那が急に声をあげて泣き出した。
やっぱり来ないと言って·····
ララはいつも旦那のお腹の上で眠っていたから。
ずっと動けなくて腰が痛くなり
「ララごめん。腰痛いからどいて」
寝返りをするのにララを降ろす度に旦那は言っていた。
ララが乗って来ない初めての夜を迎え、ずっと我慢して来た旦那に限界が来たのだろう。
人前では泣かない人だから
それからもスマホの過去を辿り、ララの鳴き声が入っている可愛い動画が見付かり、旦那はまた泣いていた。
「良かった·····ララの声が残ってた·····」
私も天井を見上げて一緒に泣いた。
12年前に黒猫ノアと共に保護した時で推定3歳。
推定15歳になるが、それ以上だったかどうかは分からない。
ララは·····うちの子になって幸せでしたか?
私はララを迎えられて良かったと思っているよ。
弟の一周忌を前に、キオネの三回忌を前に、海渡(ミト)と花鈴(カリン)の命日近くに、また愛する存在を亡くしてしまった·····

フワフワのララは
フワフワの雲の上で
フワフワの羽を纏い
空を自由に羽ばたく

