入院して学んだことが今まで2つあります。今までの入院日記にも記してはいるんですが、改めてまとめてみます。精神疾患で闘ってる人たちの助けになればいいな。どちらも理事長先生から教えてもらったことです。教えてもらった順とは逆に書きますが、そっちのが理解してもらいやすそうだから。



1.「思考は思考では制御できない」

有名(らしい)な森田先生のお話なんですって。たとえばうつの人が「自分はダメなんだ・・」自分を責めてしまう状態に陥ったとします。ここで、思考でこの状態を解決しようとしてはいけない。つまり「そんなことない。自分には価値があるんだ」などという前向きな考えに置き換えようとしてもそれは叶わず、さらなるネガティブな思考を呼んできてしまい、負の連鎖を起こしてしまいます。これは経験のある方も多いと思います。そんなときにどうするのかがポイントです。森田先生は身体を動かすことで、この状態を脱却するべきだと言います。身体を動かすというか筋肉を動かすことがいいみたいです。「人の役に立つこと(例:草むしり)」だったり、運動してみたり。こうすることで気分を変えることができるということみたいです。


ただ、そんな身体なんて動かす気にもならない・・・って時もありますよね。そういうときは、


2.森田の感情の法則論

というのがあって、感情というのはずっと天井知らずで高まっていくのではなくて、いつか必ず頭打ちになるときが来る。そしてその状態も永遠ではない。必ず感情が落ち着いていく瞬間が訪れるというのです。その瞬間がいつかはわかりません。が、必ず来ます。だからそのときまで何とかして耐えることができれば感情が落ち着き、うつの波に呑まれた人だったら普段の状態に薬を飲んだりしなくても戻れるということです。



まあこれは理事長が俺が理解できるレベルに噛み砕いた話をさらに俺が噛み砕いてるのできっと間違ってる部分もあると思うんですが、大筋では合ってると思います。こういう話があるということを知っているのと知らないのでは、同じうつの状態を耐えるときでも辛さが全然違ってきます。


これを読んだ人に少しでも役に立てばいいなと(ホントは役に立つような状況が来ないことが一番なのでしょうが)思ってまとめてみました。


ジムとかプールとか行くのはこういう話から考えてもとてもいいことだと思われます。


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