司法浪人から企業法務部へ就職した男の物語 -2ページ目

司法浪人から企業法務部へ就職した男の物語

タイトルそのままのブログになります(*´∀`*)

社内システムの使い方とか電話応対とか勤怠についてとか…

覚えなきゃいけないことは多々あれど、一人法務としてはまずコレ。


【契約書編】

①自社の契約書雛形を全部読む

②自社が締結している契約書も全部読む

③関連法令は抽出しておく


【知識編】

①最低限、必要な本を購入する

(私の場合、年間でだいたい法律関係の書籍は40冊+ビジネスロージャーナル年間購読

ビジネス関連はビジネス系の雑誌を2種類+新聞とハードカバー的なものを月1~2冊程度)

②わからないことはまずネットで必ず検索する


【自社理解】

とりあえず聞きまくる。んで、教えてくれる人をピックアップ。

後は、?と思ったら聞け!聞きまくれ!ついでに書類等あれば見せてもらうのがベター


【実践編】

ネット、本、行政への問い合わせを最大限活用して、とりあえずわからなくてもやる。

いきなり代理店に関する契約書作ってほしんだけどー(え、何の?とか思うと思うw)とか言われてもあきらめないこと。

とりあえず、ネットで「代理店 契約」で調べてれば何となく聞かなければならないことが見えてくるはず。


なお、(俺が所属している課で行っているビジネスに関して、俺の取引先で今社内でもポイントになっている相手先につき、以前会議で出た商品について代理店というスキームを考えているんだけど)代理店の契約作ってくれない?(ちなみに法的に問題あったら添えといてね)

カッコが省略された依頼なわけです、うん。

いやー、法律以前に聞かないといけないことが沢山ありますね!

しかも、じゃあお願いね!といって出張に行ってしまう人もいるので注意すること(笑)

ギャグみたいだけど実際にあるんだぜ・・・


あ…最終的に"代理店というスキームが自社にメリットがあるか?"というシナリオ構築までいかないと

評価はされませんが、同時に新人がそれを言うとアレがコレになるおそれがあります(人間関係的な意味で)



で、顧問弁護士がいれば作ったデータを送付する。

弁護士から「契約書のチェックだけやるために顧問やってんじゃないんだけど?」的な雰囲気を

感じても気にすんな!

後は、それを繰り返してればポイントが見えてくるようになるはず。


【将来のキャリア編】

必ず将来を見越した上で業務とは別に学習は継続すること

営業でも財務でも経営でもITでも語学でもなんでも。

法律だけなら弁護士より↑に見られることはありません・ー・



知財でも社内相談でも与信でも債権回収でもなんでも基本は同じですね。







基本的にロー卒とか司法浪人は新卒扱いでは入社しないと思う、うん。

なので、当然の帰結として、新入社員研修なんてものはない。

ちなみに俺はなかった。

大企業は知らん。


しかも、そんな未経験者を採用するくらいだから、既存の法務に大した人員はいなかったりする。

つーか、一人法務とかそんな感じ。


そういうわけで、そもそも自社のビジネスがどうなっているのか?とか

受発注ってどんな書類を使っているのか?とか

契約書のフォーマットが謎の言い回しになっている背景とか

そんな事もわからない。

下手すると聞いても教えてもらえない。

ほかの人に聞いてくださいとか言われたりする。

ちょwお役所かww的な

上司が法務畑じゃないと教えないというよりわからないが正しいが。


もちろん自社のビジネスに関連する法令も分からない。

ま、ISOとかとってるなら関連法令が50~100くらい列挙されてるものはあるかもね?っていう。


ついでにいうと、一人法務だから法律の書籍も何もない。

六法だけとか冗談みたいなこともある。


後、これ大事なことだから日本語で言うけど(※○天とは関係ありません)、

そんな一人法務でやらせようとする社長、役員は、ぶっちゃけ期待なんてしていない。

「ま、最終的には自分が弁護士に聞きに行けばいいよな…」くらいな感じ。



なんか極端な例をあげているだけだ!

って思うかもしれないけど、実際、いや…ホントこんな感じ。

ちなみにブラック企業もこんなかんじかもしれないけど、ブラック企業ではないんだな。

なんつか、期待されていないので"努力しても何もやらなくても大して変わらないような気がする"状態になったりするだけ。

別に残業を強要されるわけでも窓際にされるわけでもない。

社内いじめなんかはあるかもしれないけど、それはいじめる側の品性の問題ですしね。


んで、最初は必死についていこうと勉強するわけだけど、

こんなことを言われることを覚悟しましょう。


①「いや、どうでもいいからとりあえずの回答だしてよ。教科書とかにかいてんでしょ?」

②「君さ。勉強よりも上司を気持ちよくさせるスキル(おだてたり)を磨いたほうがいいよ」

③「君の考えはいいから弁護士は何ていってるんだ!」

④「ふーん。なんかよくわからないけど、もう一度検討してみてよ」



そういうわけなんで、最初の1年で俺達のような未経験者は下記の3種類に振り分けられる…

と俺は思ってる。


つまり…。

日本の組織における歪な慣習に気づく→イエスマン(太鼓持ち)としてのスキルを磨くことで出世を意図する

or

やる気を失い冴えないオッサンへ

or

ひたすらキャリアアップを目指し、組織から離れる可能性も覚悟する




個人的には↑の3番目を目指して欲しいなんて思ったりはするわけだけど、

1番目でも仕方ないのかな…という気もする。

ま、せめて同じような境遇の人に対して"自分がされたことをする"ような奴にはならないでよねーとか

は思うけども。


関係ないけど、俺は3番目を選んでる。


理由は↓

少なくとも日本の組織の多くでは法務は必要とされていないし、

法律を勉強してきたことによる法的素養も思考を続ける忍耐力も評価対象とはならない。

今人気の"採用基準"で言われる思考体力なぞは「ナニソレ美味しいの?」ってな具合。

思考を続ける力?そんなもん誰でも出来るわ!って皆が思ってる。


つまり、これが自分たちにのしかかってくる負荷…つか立ちふさがる壁?…そんな感じのなんか重いもの。

それに立ち向かおうとするのであれば、その壁を飛び越える、又は負荷をはねのける力が

必要なのよね。


ロー卒、司法浪人のキャリアアップってのはそういうもんなんじゃないかなーと思う。

法律だけやってても厳しいかもね?




続く



昨年は少しでもほかの方の参考に…と思い、ブログをはじめようとしてみたわけですけど、

すいません!

続きませんでした!


というわけで、2013年になったことですし改めて初めてみますよ?




まずは司法浪人とかロースクール既卒な方々へ…。



Q. 企業は司法浪人等なんて取りたくない?


→デタラメ


というか、正確に言うのであれば、日本企業の人事では、新卒以外の新入社員という認識自体が無いために、使えるor使えないという判断自体がされない。

要するにアウトオブ眼中(古ッ

とすると、たまたま面接まで残った相手が、仮にビジネス経験が無い奴でも、採用するときは採用する。

(但し、多くの企業や競争率の高い大手企業では、人事部門によって入口で切られてしまう)




Q. 実際、企業にいる人の能力ってどうなの?


→40代は数が多い分、能力的には?のレベルの低い人が多い。

※本を読まない、新聞読まないなんてザラ。ただし、ビジネスマナーだけは超一級。

それ以外の年代でも、8割は平々凡々。

忙しい、忙しいと言って何もしない人が3割は余裕でいたりする。


後、基本的に「上司が黒といったら黒といわざるをえない」、「なんだかんだいっても日本の組織はそうだからなじまなければならない」という具合にヘンテコな達観をしている人が多いため、

それに慣れることができればストレスは少ない。

なれることができないのであれば、起業を目指すかキャリアを積んで転職するしか!




Q.実務経験って重要?


→実際は大したことはない。

例えるなら、部活動で1年生と3年生くらいの差があるだけ。

企業法務で言うと、①日本では法務部があまり重要視されてこなかったこと、②ノウハウが個人レベル、③弁護士依存という3つの理由から、その他の部署に比べると、さらに実務能力の差は縮まると思ってもらって良いレベル。

ただし、法務なら知ってて当然だ!という印象で扱われる可能性があるのでしんどいっちゃしんどい。

でも、司法浪人でニートやってるよりマシ。いやマジよ?


Q.学歴は重要?


→正直、重要だが、もっと重要なのはその人の性質。

学歴自体も重視される場合はあるが、それよりも勉強グセの差異が大きい。

確率的に、無能な上司の下で働く可能性も高いため、向上心が無いと非常にしんどいうえに、

当然、イジメといったものも存在する。

要するに努力と耐える心と転職を恐れない決意が大事。



以上!