日本に住んでると何をしても目立つのがハーフ口笛
特に髪色は金髪だし、
顔も完全に外人だし

私は生まれも育ちも九州の田舎
田園風景の美しい町で、
高校まで暮らしてました

物心ついた時からまわりの大人に
「本当に日本人?」
「何人?」
「日本語話せるの」
と聞かれたことは数知れず、
道行く子どもから「ガイジンだ!」
と言われるのは日常茶飯事笑い泣き

アメリカ人の父と一緒にいる時は
より一層、周囲の目が気になってたしょんぼり

一緒に歩きたくないとすら思うこともありました。ずっとその地域で暮らしているにも関わらず、「異質なもの」のように扱われることにうんざりし、できることなら「目立たない顔になりたい」と思ってた(笑)

中学の頃はアイプチを逆にして一重にしようと思ったこともあったりゲッソリ

一重の人からキレられましたよ笑笑

そんな時、テレビや雑誌などで活躍していた明るく、容姿端麗な
「ハーフタレント」や
「ハーフモデル」の女性たちは
「適度に日本人っぽい、適度なハーフ」
として、社会に認められ、
受け入れられているように見えた


一方で鏡に映る「外国人寄りになっていく自分」を見るのは恐怖に近いもの

顔はアメリカ人なのにどんどん変に日本人化して目の輝きや自信を失うばかりの日々

なんでもっと日本人寄りの顔に生まれなったんだろう

そしたらもっと好かれてたはず
そしたらもっと人生上手く行ってたはず
もっとモテたはず
もっと自信持てたはず
全てを容姿のせいにしてた

ただ私はハーフを理由にいじめられたことはないの!差別はあったけど、差別する人がいたら友達が戦ってくれてたから辛い思いをそこでしたことはない
だからその時の友達に感謝ですねビックリマーク

でも初めて会う人には「ハーフでいいね」
と褒められることはよくあった

東京の大学に進学後は、
表参道で声を掛けられて
カットモデルをするなど、
「ハーフ」に対しての需要を理解し、
楽しんだのも事実
飲み会の席でウケるために
ハーフタレントの物まねをしたこともあります。

同時に、幼い時から自分にとってかけがえのない父の故郷であるアメリカや自分のルーツを否定し、社会に受け入れられる「ハーフ」を演じることで追い詰められ、心がすり減らされていました。

「ハーフで得」会社の社長に突然投げかけられた、その言葉に当時の私は、強く反発してしまいました!

思い返すとハーフでよかったことももちろん沢山あるのに、モノの見方しだいなのにやっぱりマイナスな面に人間は意識を向けがちでその罠にハマってた

もちろん今だっていいなー!ってゆわれても、べつにいいことだけじゃないよ?えーん
って返事しちゃう😂😂
いいことばかりじゃないってスタンスは変わらないし、思考の癖でなんで?とかは思うけど聞いてきた人に対して強い反発心とかはもう一切ないかなニコ

今となっては本気でハーフでよかったと自分を肯定できるようになったものの、なんでハーフが得なの?ってハーフを羨ましがられるたびにそれを聞いてくる人に対して疑問ばかり抱いてた頃は本当に辛かったと最近思うよ

だからハーフが羨ましいと言う気持ちもわからなくもないけどいいないいなと思っててもハーフにとってはとてつもなく辛いと思うことでもあるんです!

もちろん今の私に言われても私は気にしないけどね❣️